桔梗の花は凛としていて、爽やかな感じがしますね。
鉢で部屋の中に置いても、庭に植えても涼しげで良いものです。
ところが、しばらくすると何だか元気がない・・・なんてことありませんか?
花が枯れるのには原因があります。
今回は桔梗が枯れそうになる時の原因についてお話していきたいと思います。
桔梗が枯れる原因は?
花屋で買ってきた桔梗の鉢や苗が枯れそうになる原因は、いくつかあります。
桔梗は多年草ですが、最初の年の苗にありがちな事は「水切れ・水のやり過ぎ」ですね。
桔梗は乾燥を嫌いますが、常に土が湿っている状態も好みません。
花の時期は春から夏にかけて、水を必要としますので、土の様子と葉の状態を確認しながら水やりをしましょう。
土が乾燥したらたっぷりと。
鉢皿に水を残さない。
これに気をつけましょう。
次に、花の時期に株が枯れそうになる時。
弱ってきた株に肥料をあげすぎていませんか?
植物が弱っている時と、真夏の高温期の追肥は厳禁です。
人間もお腹の調子が良くない時は、食べる事を控えますよね。
それから桔梗は日光が当たらないと弱ります。
直射日光の当たらない場所で、なるべく明るい日陰で風通しの良い場所に置いてあげましょう。
最後に、鉢植えによくある事ですが、桔梗は成長が旺盛で鉢の中がすぐ根でいっぱいになります。
このままで植え替えをしなければ、「根詰まり」を起こしています。
根詰まりというのは、鉢の中が根でいっぱいになって窒息気味の状態です。
桔梗の根は朝鮮人参のような形をしていますが、この根は太い分傷つきやすく腐りやすいのです。
根詰まりの状態で何もしないでいれば、そのうち根腐れを起こしてしまい、それが原因で枯れてしまいます。
そのためには、「植替え」をします。
植え替えは、地上部が枯れる秋と新芽が出る春の2回が適期です。
もとの土は落としますが、太い根は傷つけないように注意してください。
弱酸性の土に、鉢植えなら深めのものに地表ギリギリに植えます。
まとめ
桔梗が枯れそうになる原因は
・水不足、水のやり過ぎ(乾燥と過湿)
・日照不足(日当たりが悪く光合成ができない)
・根詰まりから来る根腐れ
の3点ということですね。
どれも普段からよく観察して、過保護になりすぎないことが大切です。
枯れないように環境を整えてあげると、桔梗は沢山の花を咲かせてくれますよ!!