桔梗と言えば、家紋に使われたり秋の七草の一つであったりと、日本に馴染みの深い植物です。

花言葉が「気品」と言われる通り、落ち着いた青色が夏の暑さをしのいでくれそうですね。

花壇や庭に植えることが多い桔梗ですが、鉢植えで室内管理も楽しめます。

今回は桔梗を鉢植えして室内で管理する方法をご紹介します。

 

室内での桔梗の育て方は?

桔梗 育て方 室内

室内に置くということは鉢植えですね。

一番大事なことは、鉢をどこに置くのか?ということです。

桔梗を植えるのに理想的な場所は屋外ならば、夏は半日陰にありそれ以外の季節は明るく太陽光が照らすところですね。

ただし、あまり太陽光が強く当たると葉焼けを起こしますので気を付けてください。

 

鉢植えは室内に置くとなかなか太陽光を浴びることが出来ないので、窓辺等で時々鉢を回転させまんべんなく光が当たるようにしましょう。

午前中光合成が活発になる時間帯ですから、朝日が当たる場所が良いですよ!

次に、花時期の室内ではエアコンや扇風機の風に注意しましょう。

風が直接あたると、花や葉が萎れてしまい弱ります。

 

次に水やりです。

桔梗は水分を好みます。

夏場は土が乾燥していないかよく観察して、土が乾いていればたっぷりと水をあげましょう。

乾いたままにしていると、根の細胞が弱り枯れてしまいます。

可能なら、土の表面をマルチングして水分の蒸散を防いだほうが弱りにくくなりますよ。

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桔梗は多年草なので、冬場に葉や茎が枯れても根は生きています。

ところが冬は生命活動も最低限で成長もしないため、夏場ほど水分を必要としません。

乾き過ぎもよくありませんが、土に水分が多く残ると夜間に土が凍って根を炒める原因になりますので、水やりは午前中、鉢皿に水が残らないように気を付けて管理しましょう。

 

長く花を楽しむために追肥は必要です。

室内のため、有機肥料は臭いの問題がでてきますから、無機質ベースの緩効性肥料を2ヶ月おきに2,3回与えます。

花を多く楽しみたいと思うなら、即効性のある液体肥料を定期的に!!

一応の目安を話しましたが、夏場は肥料が溶けやすく肥料切れになりやすいです。

粒状や固形の肥料は気温が高く潅水量が多いと水に溶けやすいのですね。

鉢の状態をよく観察して、肥料が過多・欠乏を見分けられるようにしましょう。

 

桔梗は6月の最初の花が咲き終わった後に「花がら摘み」をします。

これをしないでいると、種を作るために栄養分を使ってしまい、次の開花が少なくなるのです。

落ちた花がらは、カビてしまうと病気の原因になることがあるのでしっかりやります。

咲き終わった時点で、株元から半分で「切り戻し」をします。

切り戻しをすることで、すぐ下のわき芽を成長させて再び開花するようになりますよ。

桔梗のような多年草は連続で開花させるためには花がら摘み・切り戻しは必要な作業です!!

 

まとめ

桔梗は元々が丈夫な植物ですから、少し手を入れてあげるだけで、沢山の花を咲かせてくれます。

キレイなブルーは心を癒やしますよ。

鉢植えにしても家の中で手軽に楽しめますから、是非チャレンジしてみてくださいね!