チューリップは育てる環境も重要です。特に暖かいと花が開いて、涼しくなると花が閉じていく特徴がありますので、開きっぱなしや閉じっぱなしにならないチューリップに育てるには、環境とくに温度管理を行う必要があります。庭先など昼間は暖かく夕方になると涼しくなる場合には特に気にしなくてもいいことですが、室内栽培では室内温度に依存するので気を付けなくてはいけません。栽培時の温度管理はどのように管理したら良いのでしょうか。
チューリップの育て方で温度管理が重要であるとは？
球根では、最適温度が10～15℃と言われています。土に植えるときに土の温度が20℃前後であると芽が出ない可能性があります。球根を保存する場合には、温度は8℃前後で置いておくのが良いです。暖かくすると芽が出てくる場合がありますので、球根の管理には十分温度に気を配りましょう。屋外でも屋内の植木鉢でも土の温度は計測が面倒なので、球根は気温と同じくらいのときに土に植えてみるのがいいでしょう。北海道や東北地方は10月以降、関東なら11月以降といったように気温が下がってくる秋以降が植えるのにいい土です。
花の状態では、暖かいと花が開き、涼しくなると閉じていく特徴があります。暖かい場合では18℃前後で、涼しい場合は5℃前後といわれています。これは屋外では条件を難なく満たせることが多いですが、室内では冷暖房を使用していると満たせるかどうかがわかりません。室内で育てるには、太陽が出ているときとそうでない時に温度差がでる場所が必要になります、そうでないとチューリップが開閉せずに、開きっぱなしになったり、閉じたまま開かないということもありえます。
【まとめ】
チューリップを育てて、一番きれいになるのは花が開いたり閉じたりする特徴がみられるときである。朝起きて花が開いていて、夜寝るときには閉じている、といった感じのことである。これを見るには、水やりや病気・害虫対策のような基本的な栽培方法だけではなく、十分な温度管理が重要になります。チューリップの花の開閉は温度に依存することがわかっていますので、温度変化をする環境で育てた方がチューリップを育てている甲斐があります。
