チューリップを育てていると、花びらが開きすぎることがありませんか。このようになってしまうと一体何の花なのか一見するとわからなくなると思います。チューリップがどうして、こんなに花びらが開いてしまうのか、原因を探ってみようと思います。
チューリップの花が開きすぎる原因とは・・・
チューリップの花は、毎日閉じたり開いたりしています。昼頃には開いて、夕方になると閉じる。翌日の昼にはまた開いています。考えられるのは日光ですが、夜でも暖かいと開いていることがありますので、日光というよりも温度が関係しています。18℃前後で開き、5℃くらいで閉じると言われています。一枚一枚の花びらの内側の細胞と外側の細胞で、成長に適した温度に違いがあるので、温度によって長さが違ってくるので花びらは反り返ります。一般的には18℃以上だと内側の方が長くなり花は開いていきます、それ未満の温度のときは外側が長くなります。このように温度変化で花びらが開閉運動をします。
開きすぎの原因になることと言えば、上記記載の通りの温度が一日中暖かすぎる場所に置いているからと可能性として考えられます。温度が低くならないのでずっと開いたままの状態になっているのではないだろうか。チューリップは成長の早い植物なので、暖かいところに置いておくと育つのが早いと言われています。育てる場合は温度変化がある場所で育てると開閉運動を行うチューリップになります。別の原因として、チューリップの花の咲き終わりを疑います。咲き終わりは、花びらが開きっぱなしになり、花びらがしわしわになっていきます。そして次第に花びらが落ちていきます。
【まとめ】
売られているチューリップは閉じた状態で売られることが多く、我々が見るチューリップもこの状態のものが多いだろう。チューリップの育てるプロは温度変化を自在に行える施設で栽培しており、見た目重視のものを店頭に並べているのだろう。買ってきても温度を調節できなければ花びらがだらしなくなってしまい、最終的にはいったい何の花なのかがわからないものとなってしまいます。今後栽培を検討している方は温度調節のできる環境や温度変化のある場所で育ててみてはいかがでしょうか。
