菊はとても身近な花の一つです。仏花のイメージが強い菊ですが色や形ががとても豊富で目を楽しませてくれます。スプレー菊のように花数の多い菊は我が家で育てていればいつでもちょっと花瓶に挿して飾ることができて素敵ですよね。ガーデニングにチャレンジしてみようという方も多い花の一つです。
ここでは大菊ではない一般的な菊を育てる上で大切な作業である剪定についてご紹介します。
菊の栽培方法〜剪定について〜
・剪定とは?
野菜や草花など植物の生長の上で新芽を取り除く大切な作業のこと言います。芯と呼ばれる芽の先端を摘み取るので摘心とも呼ばれます。
剪定をすることで脇芽がたくさん増え、たくさんの花を咲かせることができます。剪定が必要とされるのはスプレー菊や小菊などの花数が求められる品種になります。
もし剪定をしなかったら、背ばかりが高くなり貧弱な仕上がりなってしまいますので剪定はかかせません。
・剪定方法は?
本葉が6〜8枚になったら頂芽(茎の先端にある芽)を切り取ります。そうすると脇から芽が出てきます。脇芽が伸び枝に葉が5〜6枚ついたらまた剪定をして脇芽を増やしましょう。
品種によって剪定の数も変わってきますが、枝の伸びがいい菊でしたら剪定作業を繰り返すことで花数が多く枝ぶりの良い仕上がりになります。
菊に適切な剪定時期は?
まずは春先、芽が見えてきたら1回目の剪定をします。2回目以降は脇芽の伸び方で調整します。生育に合わせて剪定を行いますが目安としは開花2ヶ月前までに終わらせることが望ましいとされています。
お盆に咲く品種でしたら5〜6月上旬、秋に咲く品種でしたら7〜8月頃までを目安にするといいですね。
ここで注意点しなければないのは土の栄養です。枝に十分な養分がないと、側枝が揃わなかったり脇芽が少ないなどの原因になりますので、肥料は十分に与えましょう。
まとめ
いかがでしたか?お花を育てるには手間ひまがかかりますよね。しかしその分美しく咲いてくれた時の感動はひとしおです。剪定はせっかく伸びた芽を切り取る作業ですので本当に合っているのか不安になってしまいます。
そうこうしているうちに適切な時期を過ぎてしまったら花の少ない淋しい仕上がりになってしまいます。剪定は菊を最大限に美しく引き立てるためにとても大切な作業ですので、まずはチャレンジしてみてくださいね。