マーガレットは梅雨時期から夏にかけて、蒸れを防ぐために切り戻しを行います。来季も綺麗に花をつけるために必要なことなのですが、せっかく綺麗に咲いていた花を切ってしまうは、なんだかもったいない気がしてしまいます。そこで、切り戻した花を押し花にして楽しんでみてはいかがでしょうか。
マーガレットを押し花にするやり方
押し花にするのにはいくつか方法がありますが、その中でもポピュラーで簡単なやり方をご紹介します。
まず、切り取った花の盛り上がった花芯の部分からです。盛り上がったままだと乾燥しにくいので、裏側からカッターなどで少し切り込みを入れておきます。
次に板(ダンボールでも大丈夫です)、新聞紙、ウレタン、薄紙(和紙やキッチンペーパーなど)の順番に重ね、その上にマーガレットを裏返しにしておきます。この時に花が重なり合わないようにしましょう。
そして、花の上に薄紙、ウレタン、新聞紙、板の順番に重ねていきます。このようにサンドイッチ状になったものを、ずれない様に輪ゴムやマジックテープのベルトなどで固定します。ベルトなどがない場合は、本を使っても良いでしょう。あまり隙間が大きいと乾燥した花びらが丸まってしまいますのでしっかりと押さえることが必要です。
翌日以降、薄紙、新聞紙が湿っていたら取り換えるようにしますが、この時にも不用意に花に触ってしまうと、花びらを傷めてしまうので細心の注意を払って行いましょう。ピンセットを使うと良いかもしれません。
新聞紙などを取替たら再度サンドイッチ状に重ね、ビニール袋に入れ日の当たる場所へ置き、しっかりと乾燥させます。乾燥しにくい花芯の部分がカサカサとしてくれば完成です。完成した押し花に日光、湿気は大敵です。大変繊細なので形が崩れないように丁寧に和紙などに包み、乾燥剤と一緒にビニールや密閉容器に入れ、日の当たらない乾燥した場所に保管しましょう。
まとめ
このようにして作った押し花で、作品を作ってみるのも素敵です。フレームに入ればあっという間にアート作品の出来上がりです。マーガレットだけではなく、道で見つけた野の花やハーブなどの押し花も一緒入れると、よりかわいらしく仕上がります。
他にも樹脂で固めてアクセサリーやスマートフォンケースなどにも応用できます。是非、四季折々のお花を押し花にして楽しんでみてください。