紅花をいう花を見たこと、聞いたことはありますか?
日本では主に山形県で栽培されており、文化的伝統を守るために山形県では県の重要な「特用作物」に位置付けしているようです。
山形県ではなるべく農薬を使わずに栽培するための技術指導なども行っているそうです。
紅花は主に化粧品の「紅」なども作られており、どうやって作っていたのかも気になりますね!
それでは今回は、江戸時代から作られている紅の作り方についてご紹介します!
自宅で紅花を使って紅は作れる!?その作り方は!?
紅花の原産は詳しくは分かっていませんが、中近東、エジプトと言われており、日本へは中国からシルクロードを経てやってきたと言われています。
紅は女性の体を病気から守ってくれる薬として使われてきましたが、その他には染料、化粧、食用の着色料などとして使われてきたようです。
日本の伝統的な紅は山形県で栽培されている最上紅花が使用されているそうです。
まずは紅花を作ります。
- 紅花の花びらを摘み、水で良く洗います。
- 軽く水気を絞り、ジプロックに入れて一晩寝かせます。
- 一晩寝かせると赤みを帯び、②の紅花を鉢ですりつぶします。
- 固く絞って丸くし平らにつぶし、一週間から10日ほど風通しのよい日陰におき乾燥させます。
(湿っている紅花はアンモニア臭が凄いので、風通しのよい場所に置いた方が良いそうです。)
紅を作っていきます。
- 紅餅を刻んで水に浸し一晩寝かせ、木綿の袋に入れてよく揉んで黄汁がでるので洗いながら捨てます。
- ①の紅花をザルに移し、灰水をかけて紅汁を取り出します。取り出した紅汁に梅酢を加えて発色させます。
- 青苧布を紅汁に浸して、浸すと絞るを何度も繰り返し行い、紅を布に付着させます。
- 紅が付いた布を水で洗い、その布に煮えた灰汁をかけて紅の色素を取り出していきます。
- 色素にまた梅酢をかけて絹布を敷いた紅舟に流していきます。
- 何度も繰り返し行い、絹布に付いた紅をすくい紅皿に集めます。
まとめ
今回は、紅花を使った紅の作り方についてご紹介しました。
紅は古くから作られており、日本では主に山形県の最上紅花を使って作られているようです。
化粧品意外にも漢方薬や染料、着色料など紅花はいろいろなものに使用されてきました。
紅を作るには、紅餅を刻んで水に浸したり、灰水をかけたりなどいくつかの工程を行わなくてはなりません。
紅を作る教室を行っているところもあるので、機会があれば行ってみるのもいいかもしれませんね!