花成長していたけどアマリリスの花が咲かない……手塩にかけて育ててきた花が咲かないのは辛いですよね。花が咲かないということは必ずどこかに原因があります。
今回はアマリリスの花が咲かない場合、考えられる主な原因と対策をまとめます。
アマリリスの花が咲かないのは何故?
品種も多く、春から秋まで咲く季節が様々のアマリリス。一株でも存在感を放ち、鉢植えや水耕栽培など思い思いの方法で育てているかと思います。しかし、どの方法をとっても花がうまく咲かない……その原因はどこにあるのでしょうか。
葉っぱはしっかり成長しているのに花だけが咲かない場合は、球根が花芽をつけるほどに太っていない可能性があります。市販の球根を買って植えた場合、栄養などじゅうぶんであるため花芽をつけないことはほとんどないのですが、2年目以降のアマリリスの球根を植えている場合は管理がうまくいっていないおそれがあるのです。
球根は花が咲いた後、栄養をため込む場所です。そこにため込んだ栄養分を使って翌年に花を咲かせることになります。開花後の球根の管理をおろそかにしていた場合は栄養不足に陥り、開花しないのかもしれません。
ほかに考えられるのは肥料の問題です。肥料は「窒素」や「リン酸」が含まれているものがありますが、その配合がポイントです。
窒素は葉を成長させるため、リン酸は花を咲かせるためにそれぞれ必要です。窒素の多く含まれる肥料ばかり与えていた場合は、葉っぱばかりがすくすく成長して花が咲かないことがあるのです。その場合は開花をうながすべく、リン酸が多く含まれている肥料に変えることで改善されることがあります。
まとめ
アマリリスを翌年も咲かせる場合、重要なのは葉っぱの管理です。冬を前に葉っぱが枯れるまで、アマリリスの栄養は葉っぱで作り出すことになります。
この期間に生み出した栄養がひいては開花できる球根つくりにもつながっていきますので、花が咲いたらおしまい、ではなく来年もきれいな花を咲かせられるよう、葉の管理をしっかり行いましょう。