品種改良によってバラの種類は増え続けています。約2万種、それ以上とも言われており、世界中の人から愛されているバラですが、その中でも絞りのバラは他のバラとはまたちがった魅力で、愛好家の多い品種です。一般的にバラというと赤、白、ピンクなど淡色系をよく見かけるかもしれませんが、絞りのバラの種類も大変に多く、何百種類とあります。こちらではそのほんの一部をご紹介させていただきます。
バラの絞りの品種は?
絞りのバラは絞り模様が縦に入っており、たとえばハイブリット・ティーのアンリ・マチスは赤い花部に縦に入った絞り模様が印象的で、さわやかな香りをはなちます。
絞り模様のバラ一覧
・ヨークアンドランカスター
産出国はベルギー、白い薄いピンクの絞りがはいっていますが、どちらかというと白が多目です。系統はブルボンで、これはブルボン島で発見されたからといわれています。病気に弱い傾向があります。
・ストレンジャー
産出国はオランダ、薄紫に白い絞り模様が縦にはいっていますが、花によっては模様が目立たないこともあります。系統はフロリダパンダローズで、これはフロリパンダ、花を束ねるという意味から来ているといわれています。花の持ちが良く切花に向いている品種です。
・モダンタイムス
産出国はオランダ、濃いピンクの絞り模様で縦に白い絞り模様が見られますが、花によっては白の絞り模様が少ないこともあります。系統はハイブリット・ティーで、正式にはハイブリットティーローズ、四季咲き大輪の意味を持ち、交配によって作出されました。
・コマンダンボルペール
産出国はフランス、濃いピンクと赤紫の絞り模様が縦にはいっていますが、花によっては赤紫が目立たないこともあります。系統はブルボンで、これはブルボン島で発見されたからといわれています。病気に弱い傾向があります。
こちらで紹介させていただいた品種はごくごくほんの一部で、実はハイブリットティーローズだけでも実に多くの種類があります。バラの品種は大変に奥が深いのだと実感せずにはいられません。
【まとめ】
絞りのバラを一度でも栽培してしまうと、同じ品種のバラでもそれぞれの個性が際立って、もう1本、あと1本と、品種を増やしてしまうことが多いバラです。バラ栽培を手がけるのなら是非、挑戦してみてはいかがでしょうか。