バラの病害虫対策に欠かせない薬剤。
けれど強すぎる薬剤や間違った使用方法をしていると薬害が起こり、バラの見た目が悪くなることがあります。
今回はバラの薬害の症状についてまとめてみました。
こんな症状が出たらバラに薬害でています
・葉や茎が焼けたような色になる
濃度の高い薬剤を散布したことによりバラがダメージを負っている状態です。
希釈濃度は必ず守りましょう。
また、薬剤によっては混ぜてはいけないものもあるので他の薬剤の効果持続期間や肥料との相性などもチェックが必要です。
・新芽が縮れる、黒ずんだ色になる
新芽は薬剤に対する抵抗力が低いので通常よりも希釈濃度は薄めにしましょう。
・葉が黄色や褐色などに変色している
それまで問題が無かったのにいきなり症状が出た場合は薬剤散布の時間が影響しているかもしれません。
夏場などの気温が高い日だと、葉についた薬剤が高温になってしまい熱湯をかけたと同じ状態になってしまいます。
気温が高くなる前(早朝など)に散布を行い、午後には葉が渇いている状態にしましょう。
鉢植えの場合は薬剤散布を行った日は半日陰に置いてあげるのも良いでしょう。
・薬害かどうかを見極めるために
どの時間帯に何の薬剤をどれくらい散布したかを記録しておくと便利です。
薬害と同じような症状に肥料焼けというものもあります。
薬剤散布と肥料は同じ日に行わずに3日ほど期間を空けて様子を見ると何が原因なのかを特定しやすくなります。
バラの薬害の症状が出てしまったら
薬害が原因で枯れることはほぼありません。
けれど見た目が悪くなったり、花数や大きさに影響がでてしまいます。
ハダニなど周りの植物にもうつってしまうような害虫だと薬剤の使用を中止する訳にはいきません。
薬害の症状が出てしまったらなるべく天然由来の成分で作られた薬剤に変えてみることをおすすめします。
その際展着剤も一緒に入れておくとフルパワーで効果を発揮してくれます。
薬剤は色んなものを混ぜるほどで安くなるので、薬剤が出てしまったら気になる症状に焦点を絞って散布するものを決めるのも良いでしょう。
(殺菌剤と殺虫剤を混ぜているならば殺虫剤のみだけにするなど)
【まとめ】
薬害で葉っぱが黒くなっても枯れる可能性は低いです。
ケアと剪定をしっかりと行い次のシーズンもも素敵なバラを咲かせましょう。