バラを植えている鉢が小さく根詰まりを起こしてしまうとバラの生長が鈍ってしまいます。
大きく健康に育てるために鉢をバラの大きさに合ったものに変える必要がでてきます。(鉢増し)
今回は鉢増しの方法や時期についてご紹介します。
バラを鉢増しする方法
バラは品種にもよりますが、8号鉢(直径24㎝、土の量5.2Lほど)以上で育てることを推奨されています。
小さい鉢でもバラは育ちますが根が鉢いっぱいになってしまうと生長を阻害してしまいます。
冬に土替えをする際に根の状態を確認し、必要であれば鉢増しを行うようにしましょう。
・鉢増しの方法
用意するもの…現状の鉢よりも一回り大きい鉢、土、肥料、軍手
まず鉢に土を3センチ程度入れて肥料を置き、その上にもう一度土を入れます。(バラの根が肥料に直接触れないようにするため)
古い鉢からバラを回収します。
根が詰まっている時は無理にほぐすと傷んでしまうので、軍手を使って軽くほぐす程度にしましょう。
新しい鉢に苗を入れて土を入れます。
たっぷりの水を入れて、沈んだ分さらに土を追加します。
鉢増し後は善玉菌を希釈したものを与えるとバラが元気になります。
一週間くらいは状態を小まめに見てあげましょう。
バラの鉢増しに適した時期
鉢増しに適した時期や、すぐにでも鉢増しすべきサインをご紹介します。
鉢増しに適した時期は5月ごろ。
春の花が終わってから~暑くなる前までに鉢増しを行いましょう。
購入してすぐの苗も鉢と根の状態を見て早めに鉢増しをしてあげてくださいね。
植物も人間と一緒で急に環境が変わると慣れるのに時間と体力を使います。
暑さに耐える、秋に花を咲かせるための準備と真夏のバラは体力を消耗しがち。
そこに鉢増しが入ると体力が追いつかず枯れやすくなってしまいます。
真夏は鉢増しは避けた方が良いでしょう。
鉢増しすべきサイン
・根が鉢いっぱいになっている(鉢底から根が飛び出している)
・土がすぐに乾く
・新芽がすぐにしおれる
このような症状が出ている場合はすぐにでも鉢増しを行いましょう。
【まとめ】
真夏や真冬など体力を使う時期に鉢増しをすると根が空気にさらされるので弱りやすくなります。
土替えの時期に根の状態をよく見て、なるべく適した時期に鉢増しを行うようにしましょう。