日本で親しまれているスミレは種類も多く、日本に自生している種だけでなく、外国産の園芸品種も多くあるそうです。
通常スミレは種を播きますが、園芸品種を植える場合は苗を植えることが多いようです。
そこで今回の記事では、スミレの苗を植える時期や植え方について説明したいと思います。
スミレの苗を植える時期はいつ頃?
スミレの苗は2~3月または9月頃に、鉢やプランター、庭などに植え付けるのが良いそうです。
鉢やプランターに植える場合は、鉢底石、用土を入れ、例として60㎝のプランターに5~10本くらいに植え付けます。
庭に地植えする場合は間隔を20㎝ほど開けると良いでしょう。
スミレは水はけのよい中性の土を好むそうです。
山野草の土が適していると言われていますが、草花培養土でも問題なく育つそうです。
用土を自作する場合は培養土7:腐葉土3の割合、または鹿沼土6:腐葉土3:小粒の軽石1を準備して、酸性を弱めるために苦土石灰を少量混ぜておくと良いそうです。
基本的には地植えも鉢植えも日当たりの良い場所で育てるのが良いですが、日差しが強すぎる場合は日陰へ移すか、遮光するようにしましょう。
地植えの場合は、乾燥が続いた場合でない限り水やりの必要はないそうですが、鉢植えの場合は表面が乾燥したら鉢底から水が染み出るくらい水を与えるようにしましょう。
地植えの場合肥料もほとんど必要ないそうですが、施す場合には9~10月にリン酸とカリウムが多めの緩効性肥料を播くと良いそうです。
鉢植えは元肥として同じ肥料を施し、春から秋までの間に2~3回リン酸とカリウムが多めの液体肥料を2000~3000倍に薄めて施すと良いとされています。
よく見られる病気はそうか病とうどんこ病、害虫はアブラムシ、ハダニ、ヨトウムシ、ツマグロヒョウモン、ネコブセンチュウなどがよく見られるようです。
まとめ
スミレは本来様々な環境で自生している植物ですので、あまり手間をかけなくてもよく育つと言われています。
庭に地植えする場合は、ある程度放っておいても十分に育ってくれるそうです。
忙しくてあまり手を掛けられないという方も、一度挑戦してみてはいかがでしょうか?