花の名前は、カタカナでわかりやすく表記されていることが多いですが、漢字もあてがわれています。
この記事では、ツツジの漢字表記について、調べたことをまとめました。
【ツツジの漢字表記の由来は?】
ツツジって、漢字で書くとどうなるかご存知ですか?じつは、「躑躅」と表記するんです。パッと見て、植物の名前だとは思えないような見た目をしていますよね。
「薔薇」はバラの花、「葡萄」はブドウ、「蒲公英」はタンポポなど、むずかしい漢字でも、植物の名前にはだいたい「草かんむり」がついています。
「草かんむり」が付いててくれれば、草花の名前であることはイメージしやすいでしょう。
しかし「躑躅」という字を見せられたときには、これをまっさきに植物の名前だと判断するのは難しいでしょう。「足」っていう漢字が使われているので、動物や身体の部位のようにも見えますよね。こ
この「躑躅」は音読みではテキチャクと読みます。辞書で調べてみると、まず最初に出てくる意味は、「足で地をうつ」という意味で、2番目は「行きつもどりつする」、次には「おどりあがる」という意味があり、ツツジという花の名前が出てきません。
ではなぜこれがツツジの表記となったのでしょうか。
でも、「躑躅」の意味が本来はこの3つだったとすれば、「足へん」が付いているのはナットクできるところ。でも、こんな意味を持つ漢字2文字が、どうしてツツジの花を表すことになったのでしょうか。
さらに詳しくしらべて分かったのは、ヒツジがその花を食べると「テキチャク」して亡くなってしまうという事から、ツツジを「羊躑躅」と呼ぶようになったという説です。
また、別の本には、次のようにあるとも書いてあります。
本当かどうかはわかりませんが、羊たちがツツジを食べて、散り散りに分かれてしまう姿が名前の由来なのだそうです。
【 ツツジの漢字の意味は?】
ツツジを漢字で表したときに「躑躅」という漢字には、踊る、行ったり来たりするなどの意味があります。草冠ではなく、足へんがついているので、草花の名前だとはイメージしにくいですよね。
まとめ
いかがでしたか?今回はツツジの漢字での表記についてご紹介いたしました。「躑躅」と書くとは、意外でしたよね。