スミレは野山などで多く見られる野草ですが、鉢植えにして育てている方も多いようです。
また、鉢植えの状態で販売されていることもあるようですが、室内で栽培することはできるのでしょうか?
そこで今回の記事では、室内でのスミレの育て方について説明したいと思います。
スミレの育て方 室内に置いても大丈夫?
スミレは日当たりの良い道端や草地、畑や水田の脇などでよく見られる多年草で、日本には多くの種類がある、ごく身近な植物だとされています。
栽培は鉢植え、庭植えともに可能ですが、スミレは強い日差しを苦手としているため木陰などでの栽培に向いているそうです。
また、南方のスミレでない限り光量不足になるため室内栽培は難しいと言われています。
もともとが野草ですので、日当たりの良い窓辺であっても、弱ってしまうことが多いそうです。
早春に出回るニオイスミレは温室で栽培されたものですので、外気が充分に暖かくなるまでは室内で栽培することもできるそうです。
ただし、開花している株で、花が続いて咲いている状態である場合のみ、室内での環境で問題ないと考えられています。
室内の暖かい環境で起こる弊害は、花付きが悪くなると言うことですから、花が咲いてしまっていれば良いと考えられます。
しかし、花の様子を観察し、花が止まってしまうようであれば、室内で少しずつ寒い場所に移動し寒気に当てることが必要だと言われています。
暖かい窓辺から廊下へ、廊下から玄関へ、玄関から軒下へなどと移動すると良いでしょう。
暖かい部屋から突然寒い屋外へ出すと弱ってしまうことが多いので、日中は屋外で夜は室内に入れ、しばらく様子を見てから完全に屋外に移動すると良いと言われています。
基本的にニオイスミレは耐寒性が強いため、屋外の方が育ちが良いそうです。
まとめ
野山に咲いている野草であるスミレは日の光と風通しの良い場所を好むそうです。
そのため、日当たりの良い窓辺であっても、室内で栽培するのは難しいようです。
日本が原産ではないニオイスミレは室内に置くこともできるようですが、やはり寒気に当てることも必要だと言われています。
このように植物にはそれぞれ好みの場所があり、苦手な場所に置かれると育ちが悪くなってしまうようです。
植物の特性を考え、一番良い場所で育ててあげたいですね。