大事に育てているバラの葉っぱの様子が何だかおかしい。こう思った経験はありませんか?
綺麗な花が咲き蕾もたくさんついているのに、葉っぱがクルっと丸まっている症状は意外と多いそうなのです。今回はこのバラの葉っぱが丸くなるという症状になった場合についての対策をいくつかご紹介しますので、ご家庭のバラにも一度試してみて下さい。
バラの葉が丸まる原因とは?
バラの葉っぱは病気や害虫にかかりやすく、葉っぱを観察することでバラの健康状態やSOSを見つけることが出来る部位です。葉っぱを観察したときに、葉っぱが丸まっている場合、まず第一に考えられるのが、栄養を与えすぎというものです。
花を沢山つけてほしいと思って栄養を与えすぎると効きすぎてこの症状が現れることがあるそうです。また、うどんこと呼ばれる病気の初期症状でも葉っぱがクルっとなります。
うどんこ病という症状は、葉っぱや蕾に白い粉が発生します。この白い粉の正体はカビなのです。カビがついたままの葉っぱは十分に光をもらえないので成長ができず、弱った葉っぱがクルっと丸まるようになるのです。
うどんこはカビなので空気感染します。うどんこの症状は初夏や秋口などに発生することが多く、気温が低めで乾燥している季節が多いです。うどんこ病にならないための対策としては、枝や葉っぱが混み合わないように感覚をあけることです。
風通しをよくして菌が繁殖するのを防ぎます。先ほどの、栄養を与えすぎてはいけない理由も同じです。栄養を与えすぎることで多くの葉っぱや枝が生い茂ることで菌が繁殖しやすくなるのです。
また、日当たりもとても大切です。元気そうに見えるバラがこの症状になった場合は日照不足も考えられます。この場合の対処法としては、日当たりのよい場所に移動させてあげるか、鉢を回して全体的に日を当ててあげることがいいでしょう。また、ナエマというバラの種類は夏場など暑い時期には内側にくるんくるんと丸まります。これはナエマの特徴で病気ではありません。
まとめ
バラの健康状態は葉っぱを観察することで判断できることがあります。葉っぱがクルっと丸くなってしまったら、まずはうどんこ病を疑って、バラ自体をすっきりとさせてみてもいいかもしれません。
観察することで早めに症状に気付くことが出来るので、水やりの時など定期的にチェックしてみることが大切です。