椿の実はとてもたくさんの利用方法があります。有名なものは椿油などがよく知られています。また力士の鬢付け油も椿の油から作られています。このように、様々な利用法がありますが、一体どれだけの利用方法があるのでしょうか。

椿 実 利用法 油

椿の実の利用法とは⁉

椿油を作るのは大量の種が必要です。椿の種を1kg絞って約250mlほどしか採取することができないため、個人で油を採取するのはなかなか至難の技だと考えられます。そのため、油よりお手軽にできる椿の利用方はアクセサリーなどの小物作りの材料として利用するのが最適です。拾ってきた実は、水分を含んでいるため広げてしっかり乾燥させます。また、日光に弱い実はすぐにヒビが入るため小物作りの材料にするときは日陰干しにする必要があります。その実は、風通しの良いところで保存します。また、アクセサリー作りなどの材料のほかには、将棋盤に種の中身をこすりつけながら塗ると将棋盤に艶が出て長持ちします。そのほかには、敷居や鴨居などにこすりつけると、艶が出たり開け閉めがスムーズになります。また、種から発芽させて、椿を育てることもできます。種から育てると新しい品種に生まれ変わる可能性もあるので他にはない椿を育てることができます。

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椿の実の油とは⁉

椿の油は、空気中に放置すると、乾燥しにくい性質があり不乾性油と呼ばれていて酸化しない油です。この不乾性油は食用に使用されるほかに石鹸や頭髪油などの化粧品に使われます。肌荒れ予防にも効果があり、椿油のシャンプーや整髪料はよく知られています。また食用油にも使われている不乾性油である椿油は天ぷら油やドレッシングにも使われています。 椿油には、悪玉コレステロールを減らし善玉コレステロールを保つ働きをするオレイン酸が85%以上含まれています。このオレイン酸は皮脂にも多く含まれている脂肪酸の1つで人の身体に優しい油です。椿油の絞りかすは、燃料にもなります。

【まとめ】

椿の実には、様々な利用方法があることがわかります。椿油は、古くから存在していて多くの日本人の美容や健康を守ってきていました。それは、いろいろな物があふれている現在でも愛用されています。椿油は、個人的に作るのは大変ですが、その分、椿油の貴重さが伺えます。また、椿の実が割れていく様子は、秋の気配を感じることができます。椿の実は油や小物や生活用品の1部だけではなく、季節を感じるという利用法もあります。