バラにはその美しさに魅了される品格と香りがあり、根強い人気を誇る植物です。コスメや香水に使われることも多々あり、身近の香りとも言えます。
実際に栽培してみたいと思ったことはありませんか?実はバラには何千もの種類があり、挑戦してみようと思ったけど育てられるのか不安という方も多いはず。
そこで今回は、育て方や植え方についてご紹介します。
バラの苗の育て方
まず、バラには四季咲き性のバラと一季咲き性のバラがあります。この違いはその名の通り、四季咲きは春から秋にかけて何度も咲き、一季咲きは春だけ開花するものを指します。
他にもありますが、基本的にはこの二種類に分けられます。春しか咲かないなんて寂しいと思われるかもしれませんが、その代わりにとても豪華に大きく咲かせることが出来るので見応えはあります。
小さいスペースで育てるなら自立出来る「木立バラ」、大きなスペースがあったりアーチにして咲かせたい場合は枝がつるのように伸びる「つるバラ」を選びます。
新苗はとてもデリケートなので、取り扱う際には細心の注意が必要です。幹や枝が細いため、直接手で持ったりすることもしてはいけません。
購入時に、なるべく枝や茎が太くしっかりしていて、葉が土の近くまで生えているものを選ぶと良いでしょう。
バラの水やりはとても重要で、土の状態に気を付けることがコツです。乾燥しすぎても、土が湿っていても枯れてしまうので、表面が乾いたら水やりのタイミングだと思ってください。
鉢植えの場合は、水が蒸発して蒸れないように午前中か夕方に株の根元へ与えるのが良いでしょう。水や肥料を与えれば与えるほど育ってくれるわけではないので、過保護は逆効果にもなります。
新苗から綺麗に咲いたら早めに切るようにします。これはまだ力がないため、そのまま置いておくと弱ってしまうからです。勿体ないのではなく、バラのためにも切りましょう。
バラの苗の植え方
新苗は4月〜6月に売り出され、春苗とも呼ばれます。春に購入後、なるべく早く植え付けましょう。鉢増しや地植えするなら、春から初夏の間にすることも出来ます。
日当たり・風通しの良い場所を選びます。鉢を用意しますが、いきなり大きなものではなく少しずつ大きくしていくようにしてください。
土づくりを行い、バラ専用のものもありますがバラにあったものやブレンドしてみましょう。根についた土をそのまま入れるため、その分を考え土を入れます。
鉢の中心に苗を土ごと置きます。縁などあいているところを土で埋め、水が底から出るぐらいにたっぷりと水やりを行います。そこから約10日〜15日経ってから、有機質肥料を株元へ置きます。
まとめ
難しく見えますが、実際に行ってみると意外に出来ますよ!新苗から育てると時間はかかりますが、その分咲いた時の喜びは大きくなります。どういう風に育てるかも全て自分の好み通りに出来るので、是非チャレンジしてみてくださいね。