バラは冬の間は葉を落とし、枝だけの寂しいような姿です。春になると赤紫の新芽が枝や根の当たりから元気に出てきます。
バラだけでなく、庭があれば庭の樹木が一斉に新芽の競演をしているようになります。
嬉しい季節ですね。
バラのシュートって何?
始めて聞く言葉ですが、シュートって何でしょう。
サッカーのシュートならよく聞くけど・・・と思ったのは私だけではないでしょう。
シュートとはバラの新芽のことです。
剪定をした古い枝から伸びる新芽や、根本から出てくる新芽もあります。
シュートの種類
あまり神経質に名前を覚えなくてもいいのですが、シュートにも区別があります。
根元から出てくる新しい芽のことをベーサルシュートと言います。バラによってはこのような新芽が出にくい種類もあるようです。
元からある枝から出てくる新芽はサイドシュートと呼びます。これはどのバラでも春先に出てくれる大切な芽ですね。
ベーサルシュートも主の枝になる大切な芽です。水やりなどで折ってしまわないように気を付けましょう。
バラのシュートが出る時期
シュートが出る時期ですが、春先の新芽の季節はもちろんのこと、夏になって強剪定といって、弱っている株に無理をさせないように枝を切り詰めた時にも出てきます。
シュートを全部伸ばす必要はない?
シュートが出ると嬉しくて全部育ててやりたいと思いますね。でも全部育てていると込み合ったり繁みすぎて風通しが悪くなります。それに株の形がばらばらになってしまって、見た目もよくありません。
バラは花だけでなく株全体の樹形も大切です。枝になった新芽は形を見て、適当なところで切り取って下さい。
まとめ
新芽が出るのはどんな樹木でも嬉しいものです。新芽の季節はとても好きです。そのワクワクする新芽も放っておいてはバラも台無しになります。樹形を見ながら恰好よく剪定しましょう。
バラの剪定を調べていると、つるバラなどを除いて株の根元近くまでしっかり切ってしまうので、初心者はハラハラするのではないかと思います。
庭木の剪定などとは少し違いますね。それでも樹形を考えるのは同じです。恰好いいバラの木にきれいな花を咲かせてください。