あやめとカキツバタとショウブは、見た目も特徴も非常によく似ていて、見分けるのが難しいです。この記事では、3種の植物の違いやその見分け方についてご紹介いたします。
アヤメとカキツバタとショウブの違いって?
この三つを見分けるポイントをいくつかご紹介します。
まずは咲く場所です。あやめは畑などの乾燥地で栽培するのに適しており、かきつばたは水辺などの湿地帯に適しています。花菖蒲はその中間と言われていて、畑地でも湿地でも栽培できるというのが簡単な違いです。
つまり、水辺で咲いているのはあやめではなく、乾いた畑で咲いていたらカキツバタではない可能性が高いです。しかし、これではショウブが見分けられません。
次は背丈を見てみましょう。
背たけはあやめが一番低く、30~60cmです。カキツバタが中間の50~70cmで、ショウブは背が高いのが特徴です。80~100cmほどになります。
背が高いのを見かけたらショウブの可能性が高いですね。
花の大きさにも違いがありますが、これだけでは見分けるのが難しいでしょう。
花を見つける度にものさしで測るわけにもいきませんし、隣に比較するものがないとぱっとみて大きさを判断するのは難しいです。
突然変異で急に背が伸びたり、成長途中で背丈が低い個体もあり得ます。
見分けやすい方法は、花の見た目から目印を見つけるやり方です。覚えるのは大変ですが、覚えるとぐんと見分けやすくなりますよ。
花菖蒲を見分ける目印は、花弁の根元のところにある、黄色い目の形の模様です。花の種類が豊富で、色もたくさん種類がある花菖蒲ですが、この特徴だけは共通しています。
カキツバタは鼻の種類はあまり種類は多くなく、花弁の弁の元に白い目型の模様があることが特徴的で、これで見分けることができます。
あやめはこの2種類に対して花弁の元のところに網目状の模様があるので見分けやすいです。
まとめ
いかがでしたか?今回はよく似ている花、あやめと花菖蒲、かきつばたの見分け方についてご紹介いたしました。非常によく似ている花ですので見分けるのは難しいですが、見分けることができるととてもカッコイイですね。ぜひ挑戦してみてください。