あやめの花はとても美しいですよね。すこし変わった、独特な形の花弁をしているのが特徴的です。この記事では、あやめの花の構造について調べたことをまとめました。

是非参考にしてくださいね。

あやめの花の構造はどうなってる?

あやめ 花 構造

菖蒲は、池や川、畑沿いなどに生えている多年草の草木です。細長く伸びた形をした葉をしており、紫や白、黄色などの美しい花を咲かせます。色は非常にたくさんあり、レインボーフラワーとも言われているほどです。

あやめの花は、外花被片が3つあり、内花被片が3つ、雄しべが3つ、雌しべが1つあります。外花被片が大きくて目立つのが特徴的です。花弁の先がべろりと垂れ下がっているのが、あやめの最も特徴的な部分です。

内花被片は小さくて細く、外花被片のすきまに直立しています。多くの花が、すべての花弁が同じくらいの大きさや形をしているのに対して、菖蒲は珍しい形をしていると言えます。真っ直ぐ伸びる葉っぱの中で、花びらをぺろんと垂れ下げて咲いている花は、とても風情があって見応えがあります。

スポンサードリンク

子房は下位にあり、花柱の先端は3つに割けるように分かれていて、まるで花びらのような形と色をしています。

各裂片の下側に三角形の柱頭があり、柱頭の少し奥に雄しべの葯があります。

あやめは、剣の形をした葉がきちんと並んで生えます。花には筋のような模様がはいっており、この模様が「あやめ(木目)」という名前の由来となったとも言われています。

乾いた土を好んで生えており、湿地に生えているものはよく似た花であるかきつばたであることが多いです。

これらの花は非常によくにており、「いずれあやめかカキツバタ」と、区別できないもののたとえとして引用されるほどです。

まとめ

いかがでしたか?今回はあやめという花の構造や特徴についてご紹介いたしました。花びらの大きさや形、向きが異なるので、非常に珍しい見た目をしていますよね。その見た目が、あやめの風情を醸し出していると言えるでしょう。

皆さんもぜひ、あやめをみかけたら、その特徴的な形を愛でてみてくださいね。

ハナショウブやカキツバタとの違いも、見分けられると一層よいでしょう。