梅雨時期になってみると紫陽花があちこちで咲いているのを目にすることがあります。そこで自分でも紫陽花を飼育してみようと思って、自宅で飼育している方もいると思います。しかし水をやっても花が咲かない場合があるかもしれません。紫陽花はただ水を与えるだけでは花を咲かせることができません。そこで必要なことが剪定(簡単に言えば、枝を切ることです)をすることです。剪定はどこ行えばいいのか、またいつ行えばいいのでしょうか。
紫陽花の剪定する際に、切る時期はいつ?
紫陽花の剪定は、花が終わる7月半ばくらいまでに済ませるのが好ましいです。この花は自然に散ることがないため、終わった花をいつまでも置いとかないで取り去る必要があります。終わった花を取り去れば、次に咲く花に栄養分が通りやすくなります。まだ花が終わりかけの状態だったとしても剪定の時期はこの時に行った方が次に咲く花のためにもなります。
紫陽花の剪定で切る場所はどこ?
紫陽花の花が終わったら、花から2節下の脇芽が出ているあたりをカットします。花が咲かなかった枝はカットはせずそのままにします。葉や茎は次の花を咲かせるのに必要なので残しておきます。
枝や花を減らしたいときには、内向き・下向き・伸びすぎている枝や細い枝を見つけて付け根からカットしてしまいましょう。こうすると全体に風通しが良くなって病害虫の被害を減らす効果があります。
鉢植えで飼育すると、そのスペースより大きくなることがあります。このとき小さくしたい場合は普通に剪定した後で、さらに1~2節分カットしてください。剪定する目安として咲き終わった花が残っていたり、花びらが裏返しになっているものをカットしましょう。剪定の時期が早いと次の花を咲かせる芽が早く育つので、時期を誤らずに剪定してみましょう。
まとめ
剪定の時期は花が全部終わったら行うのではなく、ある程度の花が終わったら少し咲いていてもカットした方が次の花を咲かせるには良いことである。剪定を考えるということは、来期も花を咲かせたいと思っている方たちなので、もったいないなどと思わずに咲いている花をカットすることを躊躇しないで行って頂きたい。剪定は来期に咲く花のために行うのだから。