本州では梅雨時期に紫陽花が咲いていて、自分で飼育してみたいと思う方も多いかもしれません。紫陽花は自宅で飼育する場合は、関係ないように思うかもしれませんが紫陽花は寒さに弱いです。梅雨時期は春と夏の間なので、ほとんど気にしません。もし北海道などの寒い地域で紫陽花の育てようとしたら本州と同じやり方でいいのでしょうか。
北海道でのあじさいの育て方は?
北海道での紫陽花の育て方は本州と異なるのでしょうか。そもそも北海道では、紫陽花は本州の2カ月遅くに花が咲きます。そして短い期間夏の日差しを浴びて大きくなります。ここでは本州と比較して見ていきましょう。
まず土は本州と変わらず、水はけのいい土がいいでしょう。北海道も本州も土にそこまで差はないので問題ないでしょう。
次に水やりですが、北海道は気温が低く、自然に朝露が生じるので必要な水分を確保することができます。本州での水やりより少なめで育てることができます。
剪定に関してですが、本州で7月末までに行いますが、北海道では花が咲くのが遅いので8月中旬くらいに行うことが好ましいとされています。
しかしここで例外があります。北海道で本州と同じ環境にしている温室栽培の紫陽花は本州の育て方を参照してください。花が咲く時期が本州と同じ頃になっているからです。
北海道で、あじさいの越冬で気を付けることは
紫陽花は寒さに弱く、北海道の冷たい風に弱いです。北海道は10月下旬には冷たい風が吹き始めるので10~11月に「雪囲い」という作業をして雪に備えます。雪囲いによって、雪が降る前の風から守ることができます。また紫陽花が雪に覆われても、覆われた方が風に晒されることが減るので、この状態の方が良い環境となります。しかしあまりに雪が多く重みで枝が折れてしまうこともあるため、絶対安全ではなく、注意観察が必要となります。
まとめ
北海度ではあまり梅雨の影響が少ないですが、紫陽花は人気の植物です。紫陽花を育てるときには本州にはない危険や心配が存在するので、その環境に沿った飼育方法を身につけなくてはなりません。特に北海道は雪が多いので、積雪量の多い土地では適切な処理を怠らずに、次期も花をさかせるように努めましょう。