普段見ているサイズの調味料が、業務用スーパーや、コストコなどで巨大な姿で販売されていると、おかしくて笑ってしまいます。いつもは10cm程度のタバスコが、一升瓶のサイズで売っていたりするので、思わずでかい!と叫んでしまうのです。それと同じような気持ちになったのが、押し花のひまわりを見たときです。押し花と言えば、やっと見つけた四葉のクローバーを本の間に入れておく程度で、イメージは本に挟める程度のイメージしかありませんが、ひまわりの押し花を見たときは思わず叫びました。でかすぎだろ!と。それと共に美しさに心を奪われました。あなたも、こんなふうに誰かを驚かせて見たくはなりませんか?今回は意外に簡単なひまわりを押し花にする方法をご紹介いたします。
【ひまわりの押し花の作り方】
押し花とは花の水分を抜いて、ミイラのようにする事です。その結果人間のミイラもそうですが実際の大きさよりも水分が抜ける分、小さくなります。それを小さくしないために、立体を平面にして押して広げる作業が必要になって参ります。それが押し花という事です。
ひまわりを押し花にする時は、この作業がしやすいように、正面から見える部分は残して、裏側はナイフで丁寧にそぎ落としましょう。押し花の飾り方は、色紙にはって飾ったり、額に飾ったりすることが多いと思いますが、それは全て裏側が隠れています。そのことを利用して、丁寧に太い茎の場合いは、水を抜く為に茎を見える部分を残し縦に半分にする事もあります。植物内に貯めてあった水は、そのことで一気に抜けていきます。花本体は吸水性の出来るだけ高い電話帳などに挟みます。電話帳は水分をよく吸収してくれるので、押し花にするには最適な重石として重宝されています。
花の美しい色彩を残したままにする為のコツは、とにかく早く水分を抜いてしまう事に限ります。ひまわりの花は大きいので、乾燥マットなどや新聞紙等を、頻繁に交換する事で、美しい色彩を維持する事が可能になります。あまりに大きい花の場合や、花ビラの枚数が多い花によっては、花びらの一枚一枚を分解して押し花にしてから、その後また組み合わせて元に戻すという方法もとられますが、やはり最初はミニひまわりから挑戦してみる方が良いかもしれません。
【まとめ】
ひまわりの花言葉は『私はあなただけを見つめる』です。その言葉と黄色の鮮やかさから、結婚式のブーケなどに沢山のミニひまわりが使用されています。昔から、そのブーケそのものを全部押し花にして、額に入れて部屋に飾る人も多いです。押し花にしやすい花か、しにくい花かは、その大きさではなく、水分が抜けやすいか抜けにくいいかにかかっています。花びらが多く、水分がなかなか抜けない菊などは、押し花には向かない花と言えます。ひまわりも乾燥マットを3時間毎に変える等、手をかければかけるほど、鮮やかな押し花になってくれます。そして、直射日光のあたらない、湿気の少ない場所にかざれば、長い間『あなだだけを見つめてくれる』でしょう。