ガーベラはキク科の多年草です。熱帯アジアやアフリカなどの温暖なエリアが主な分布地域です。「希望」「前進」という花言葉を持つガーベラですが、水はどのくらいの頻度で与えればよいのでしょうか。またどのくらいの量の水を与えればよいのでしょうか。

ガーベラの水やりはどのくらいの頻度で与えればよい?

ガーベラ 水やり 頻度 量

植物を育てる上で、花に水を遣るのは基本のことです。水は植物の体内の約90%を占めているといわれています。根から吸収された水は葉に運ばれ、水をもとに光合成が行なわれます。光合成によりデンプンが作られて、植物が成長します。

また水は葉から蒸散することで、植物の温度上昇を防ぐ役割も果たしています。更には水を遣ることで土中に水の流れができ、水の通った通路に新しい空気が入り込みます。そして植物の根に酸素が行き渡るのです。

植物が枯れないようにするため、水やりは非常に重要なことなのです。春は日中に気温が上昇するため、水やりは朝の時間帯に1回行うのがよいでしょう。夏は日中の気温が急激に上がるため、昼間の炎天下の中で水やりをすると鉢の内部の水温も上昇してしまい、根を傷める原因になります。

朝の涼しい時間帯と夕方の1日2回行うのが理想的です。秋は、夏場と同じように昼間の気温が高い時期は、夏と同様の水やりで構いません。ただし夜は気温が下がる傾向にあるので、夕方の水やりを少しずつ減らして1日1回にしていくのがよいでしょう。冬は必要最低限で構いません。朝の9~10時頃に週1回ほどで充分です。

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ガーベラの水やりの量はどのくらいがよい?

ガーベラの水やりの量についてですが、春は新芽が伸び植物の成長が活発になる時期です。水分量が不足しないよう、充分に水を与えることが大切ですので、土の乾燥状況を確認して乾いていると感じたら、充分な水を与えるようにするとよいでしょう。

夏は根元を中心に、十分な水を与えてください。

秋は徐々に気温が下がっていきますが、しばらくの間は室外に置いたままにして水やりの量を徐々に落としていきましょう。

これをハードニングといいますが、自然と耐寒性を鍛える効果になるので、本格的な冬になっても植物が寒さに強くなります。

まとめ

適切な水やりができないと根は呼吸困難の状態に陥り、根腐れを起こす原因になりますので注意が必要です。あまり神経質になりすぎず、適度な水やりを心掛けましょう。