夏の花として花壇を賑わす定番といえば、ニチニチソウが多い様です。原産地では多年草ですが、日本では冬を越せないという理由から一年草と説明させているそうです。ニチニチソウは、日当たりの良い場所に植えているだけで、たいていは手を加えなくても毎日ほとんど欠かすことなく花を咲かせるといわれています。ニチニチソウの開花時期はどれくらいでしょう、調べます。
ニチニチソウの花の期間
①ニチニチソウの性質
・根は直根性という「下にまっすぐ伸びる性質」がある様です。
・ジメジメした湿気、多すぎる湿気を嫌うそうです。
・水はけの良い土地(土質)が好きの様です。
・上に伸びようとするので、下の葉が散っていくと見栄えが悪くなるそうです。
・花がらが原因で病気になることがあるので、見つけたら取り除きましょう。
②ニチニチソウに適した環境
・日当たりの良い場所を好み、日影になる時間はなくても、特に支障はない様です。
・風通しを良くするために、葉が10枚近く出たら、上から2節目、節の上辺りを切
りましょう。
・根は直根性なので、痛めると枯れる可能性がある様です。植え替えの回数は最小限
にする、または、苗ポットからの植え替えを最後にしましょう。
・花を続けて咲かせるためには、肥料は必須の様です。1週間に1度目安で液肥を与
えると効果が期待できるといわれています。
・原産地は、雨が少ない様ですから、乾燥には比較的強い様です。日本では、土が乾
いたら水を与える様にしましょう。
③ニチニチソウの期間
・4月頃に種をまき、芽吹いて、その年の10月頃まで花が咲き、(世話をしないと)種
を付け、枯れるなどの種類を、一般的に「一年草」という様です。
・温度(気温)にさえ10℃以上を保つことができれば、次のシーズンも迎えることがで
きる様ですし、もし、温度(気温)を15℃以上に保つことができれば、花を咲かせる
こともできるといわれています。
・次のシーズンを迎えるための準備としては、伸びた脇枝を思い切って、半分ほどま
で切り、今まで植えてあった鉢の土をほとんどこぼすことなく、根を気付付けるこ
となく、土作りが終わった一回り大きな鉢に、すっぽりと植え替えましょう。そう
することで、ニチニチソウはさらに大きく育つといわれています。前年の根本は木
の様に変化し、茎は枝の様に変化するそうです。
④花の期間
すべての条件が整い、ニチニチソウをしっかりと理解できていれば、葉が大きくなってくる5月頃から10月頃の約半年は、毎日花を咲かせるといわれています。肥料がなくても温度さえ確保できれば枯れることはない様ですが、花は小振りになり、数が減り、咲かなくなる可能性もある様です。1週間に1度は液肥を与える様にすると、安定的に花が咲く可能性が高いといわれています。また、液肥に開花促進剤が調合されていれば、大きく鮮やかな花が、たくさん咲く効果を期待できるといわれています。
この様に、株全体としてみた場合は、液肥の助けを借りてシーズン終わりまで長く楽しむことが期待できる様ですが、花1つを取ってみた場合は、2~3日の開花期間だといわれています。花が散ると、種に栄養が回ってしまいます。ほかの花に影響が出る可能性があるそうですから、摘み取ってしまいましょう。
まとめ
ニチニチソウは、ワンシーズン、約6か月の間、毎日花を咲かせるそうです。肥料を与えることによって、さらに大振りで鮮やかな花をたくさん咲かせることが期待できる、ということが分かりました。ニチニチソウの花壇を見ていると、華やかに鮮やかに咲き誇る全体は見ていますが、1つの花について観察したことはありませんでした。今回調べてみて、1つの花の開花期間が2~3日ということも分かりましたが、それは、意外にも短い様に思えました。