ダリアはメキシコ原産の多年草です。球根から育つ1mにもなる大きさの茎から、およそ7色の色合いを持った花が咲きます。開花期は6月中旬から11月と言われています。

今回はダリアの中でも赤黒い力強い花の品種、黒蝶の育て方について書いていきます。

 

 黒蝶ダリアの鉢植えでの育て方

ダリア 黒蝶 鉢植え 育て方

ダリアの咲きどきは夏場と秋のため、だいたい3月頃から遅くても7月までには植え付けを完了しておくと、夏の咲きどきや秋に間に合います。お日様の出ている風通しのいいところで育てます。種植えの場合もそれに従って3月から5月にしておくのが理想です。

肥料ですが、鉢植えの場合も庭植えの場合も変わらず、4月から6月、そして9月から10月にしておくのが良いとされています。というのも、夏に咲きどきなので、夏に多くの栄養をダリアが必要とするからです。ダリアを育てることはそんなに難しくはないのですが、夏に咲く花なので冬の寒さに弱く、冬に家庭用で普通に育てようとしても枯れてしまうのと、液体肥料と固形肥料の両方が夏場には必要となっていきます。

原産地がメキシコの高原のため、カラッとした日当たりの良いところでよく育ってくれます。そのため夏の一時期には花が咲かなくなり、おやすみ状態となります。冬は球根のまま越冬することも可能ですが、育つ場所によってはわざわざ取り出して暖かい場所で越冬させてあげる必要があるかもしれません。鉢植えの場合は、夏場には日よけしてあげる必要もいささか出てきます。

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水やりする際は、水をあげすぎないように気をつけましょう。というのも、球根なので水のあげすぎで水が溜まってしまうと腐ってしまうことがあります。ここでは庭植えと鉢植えに違いがあって、庭植えの場合はあまり水やりを意識しすぎる必要はありませんが、鉢植えの場合は気をつけつつちょうどいい塩梅で水をあげる必要があります。蕾をつけてから開花時は特に気をつけましょう。

種植えのあと芽が出るかと思いますが、少し間引きをしてあげると後々育ちやすくて楽になります。30cmくらいまで大きくなったら、追肥して、支柱につけてあげると育ちやすくなります。

ダリアを育てる上で知っておくと便利なものが「切り戻し」です。これは、ダリアが梅雨時に弱ってしまうのを防いで秋に綺麗な花をまた咲かせる方法です。8月に入るくらいになったら、下から3節くらいを残して、切断してしまいます。切った花は家で切り花として楽しむともできますし、切断した後からも時期が来るとまた生えてきます。こうすることで。秋にも腐らずに花を咲かすことができるのです。

 

まとめ

今回は黒蝶ダリアの育て方について触れてみましたがいかがだったでしょうか?黒蝶にかかわらずダリア全般において言えることが暑さと水気にとても弱いということなので、育ててみたいと思った方は今回の記事を見てそのところに気を配って育ててみるといいかもしれません。