多肉植物のファングは大きく育つと迫力もあって、その存在感は抜群ですよね!

1枚1枚の葉も厚みがあって大きくて、まるで水生生物の水かきのような形をしています。

そんなファングですが、1度は自分の手で、1枚の葉っぱの段階から育ててみたいと思いませんか?

 

今回は多肉植物であるファングの、葉挿しの方法について紹介していきたいと思います。

カランコエ ファング 葉挿し

【カランコエ・ベハレンシス・ファングの生態と、葉挿しの方法について】

ファングはマダガスカルを原産地とする多肉植物で、非常に生命力の強いのが特徴です。

葉の表面は柔らかな微毛に覆われていて、その肌触りはまるでフェルトのよう。

対する葉の裏側にはごつごつとした突起がいくつかあります。

緑色の葉には赤茶色の縁取りが施されており、可愛いというより、少し不気味な存在感を醸し出しています。

大きくなり幹が成長すると、多肉植物というよりも1本の木のような姿へと変わります。

小さい時は鮮やかな緑色だったのに対し、年を重ねるにつれ葉はだんだんと銀色がかった色へと変わっていきます。

ファングは1本の株を大事に大事に育て上げるのも、哀愁があって良いのですが、もちろん葉挿しなどによって増やすことも可能です。

 

というより、ファングの生命力は並外れて強いので、勝手に落ちた葉でも、落ちた先が地面であればまた新たな葉っぱが生まれてきます。

そのまま放置していても構わないのですが、どうせなら立派に育てあげたいですよね!

落ちたファングの葉を見つけたら、まず、その葉よりもひと回りくらい大きな鉢を用意しましょう。

中には粒子の細かい土をたくさん入れて、土の上にファングの葉を載せます。(多肉植物用の培養土を使うと良いでしょう。なるべく水はけがよくなるように心がけます。)

根が出てきたら、根を隠すように土を被せましょう。

小さな葉がたくさん生まれてくるので、そこから水やりを開始します。

この時、水のやり過ぎには注意が必要です。小さな霧吹きなどで水やりを行うと良いでしょう。

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ファングは繁殖力が強いので、あまり手をかけずとも葉は育ちますが、気温は15℃以上の環境が好ましいでしょう。

特に春~夏にかけては生育期に当たるので、失敗も少ないと思います。

真夏以外は、日の良く当たる、風通しの良い場所で育てましょう。

【まとめ】

ファングはカランコエ属の中でも特に繁殖力が強いので、初心者でも簡単に増やすことができます。

大きな1枚の葉から小さな子供が生まれてくる様は、神秘的で美しいですよ!

是非皆さまの手で、体験してみて下さい!