クリスマスを彩る花として親しまれてきたポインセチア、この時期になるとあちこちで華やかな赤い鉢植えを見かけるようになりますよね。実は花や葉のように見える赤い部分は花を守るための苞で、実際の花はその付け根にある小さくて黄色い部分なのだそうです。今回は、クリスマスに欠かせない存在であるポインセチアの名前の由来や英名についてご紹介します。
ポインセチアの名前の由来は!?
ポインセチアの原産地はメキシコで、花の咲く季節は10~3月といわれます。私たちにとっては想像できにくいですが、メキシコでは高さが5m程度まで成長するそうです。このポインセチアという名前の由来は、アメリカ人の初代メキシコ大使であるポインセット博士の名前にちなんでいるということです。彼がメキシコからアメリカにポインセチアを持ち込んだということが由来しているのですね。ちなみに日本には明治中期に渡来、和名では猩々木(ショウジョウボク)というそうです。これは、大酒飲みでいつも赤い顔をしているとされる中国の伝説上の動物『猩々(ショウジョウ)』を、ポインセチアの赤い部分のイメージに重ねたのだとか。ちなみにドイツではクリスマスの星とかベツレヘムの星とよばれたり、マダガスカルでは国花になっていたりと、世界各国でも親しまれていることがわかりますね。
ポインセチアの英名は何!?
ポインセチアは、原産地のメキシコでは聖夜という意味の『ノーチェ・ブエナ』と呼ばれているそうです。英名も『Christmas flower(クリスマスフラワー)』と、いずれもクリスマスにちなんだ名前がつけられています。見た目も由来もまさにクリスマスにぴったりな植物なのですね。
まとめ
クリスマスシーズンを華やかに演出してくれるポインセチアの名前は、原産国のメキシコ大使であったアメリカ人の名前が由来していましたが、クリスマスにちなんだ色々な呼び名があることに親近感を覚えますね。キリスト教においては、赤色はキリストが流した血というイメージがあるともいわれます。クリスマスには強いテーマ性を感じるポインセチアを玄関などに飾り、季節感を楽しむのもよさそうですね。