カサブランカの花が咲いて、匂いや見目を楽しんだ後って、みなさんはどうしていますか?
管理や後片付けの話です。まず咲いたらそのまま楽しむのもいいですが、ぜひ切り落として花瓶に飾ってください。
カサブランカは意外と長持ちする花なので、花瓶に飾っても問題ないんです。その場合は、茎は半分以上残すといいのだそうです。
ちょっと余談になってしまいましたが、肝心なのは土に残された球根の管理方法。
それでは、いったいどう管理するのが正解なのでしょう。
知ればもっと長く楽しめる!カサブランカの球根の掘り上げ方!
まず、球根は掘り上げなければいけない、というのは知っていますか?
地植えならば2~3年。鉢植えならば毎年ごとに行わなければいけません。
なぜ植え替えをしなければいけないのか。その理由はひとえに「花の病気を防ぐため」。
カサブランカを含む球根花は、ずっと同じ場所に植え続けると、病気にかかりやすくなるのです。
そのため、定期的な植え替えが必須で、花の健康を保つための大事な過程となります。
作業するのは花が終わった10月~11月の間。ただし、葉や茎がまだ緑色をしているのなら、もう少し待ちましょう。
光合成をして、球根に栄養分を送り込んでいる最中だからです。
ですが、まだ青々としているしなぁ、と11月になり寒くなってきても手を付けないのは危険!
球根が休眠に入る前に掘り上げを行う事で来年の花がよく育ちます。しっかり手入れをしてから休ませてあげましょう。
栄養を蓄えて、それからお休みをするのは、冬眠する動物と一緒ですね。
それから手順です。
1・球根の周り30㎝四方をスコップで切り込み、土ごと取り上げる。
このとき根の下にスコップを入れましょう。
2・持ち上げて土を払い、水でよく洗う。
3・上根は切って、下根は傷んだものだけを切る。
4・球根は丁寧に消毒。少し乾燥させる(乾燥に弱いのでほどほどにします)。
5・あらかじめ用意しておいた植え替えの場所になるべく早めに植え付ける。
特に気を付けなければいけないのは、乾燥のし過ぎをしないことと、球根を傷つけないようにすること。
傷をつけるとそこから病原菌が入り込んでしまいます。スコップで取り上げるときは、細心の注意を払ってください。
ちなみに植え替えをしない場合は、花の終わった後、肥料をあげます。株に栄養を与えてることで、葉がまた育ちます。
おおよそ2週間に1回のペースで。健康な葉は肉厚で濃い緑色をしています。そんな状態になるのを目指しましょう。
そうすれば来年の花も立派に咲くはずです。
【まとめ】
植え替えをする必要性、意味、時期など、注意点がいくつかありましたね。
多少面倒かもしれませんが、これも次にサイクルにつなげるために重要なことです。
手間をかければかけるほど、花は綺麗に美しく咲き誇るといいます。
あなたのカサブランカも、手をかけてもらうのを待っていると思いますよ。
「咲いてくれてありがとう、来年もよろしくね」という気持ちで、植え替えをしてあげてください!