開花期間が短いことで知られるカタクリの花を見に行くなら開花の時期は押さえておかなくてはなりません。カタクリの花は日本各地に自生していますが、開花時期は場所によって少し異なるのです。今回は関西で見ることができるカタクリの花の見頃についてご紹介します。
関西のカタクリの花の見頃をご紹介
関西でカタクリの花が最初に咲くのは3月下旬ごろです。日当たりが良い場所や比較的温かい場所から開花します。比較的兵庫県佐用町や丹波市、奈良県宇陀市にあるカタクリの見頃は3月下旬から4月中旬です。桜の開花時期と同じため、桜とカタクリが一緒に観賞できる名所などに特に人気が集まる時期です。
その後、滋賀県マキノピックランドや乗鞍岳、小塩谷などの標高の高い群生地スポットでは4月上旬から4月中旬に見頃を迎えます。そして続いての場所は滋賀の南条山地にある藤倉山です。藤倉山では4月上旬から5月上旬にかけてカタクリの花が咲きます。藤倉山のカタクリの花は次々と咲く様子から開花期間が長いのも特徴です。
滋賀県の葛城山では4月下旬に見頃を迎え、中でも4月20日前後が最も美しい見頃だとされています。見頃を迎えたカタクリは、あたり一面を覆う紫色の花が美しいと言われています。カタクリにとって好条件の場所であれば群生を作ることが多く、綺麗な紫色をしたカタクリの群生とても美しいと愛好家の中でも評判が高い花です。カタクリが開花するまでにはとても長い年月を必要とし、開花までは約8年かかります。さらにカタクリの花は十分に日が当たって温かくならないと開花しないので晴れた日の午後に訪れるのがおすすめです。まれに白い花の色をしたカタクリの花もあるそうです。
【まとめ】
関西のカタクリの花の見頃は大体3月下旬から4月中旬です。桜の開花時期と重なるためカタクリと桜が一緒に楽しめる場所などに人気があります。同じ関西でも標高が高い場所、日当たりの良い場所そうでない場所とそれぞれ少しずつ開花期間が異なっています。また、天候や気温次第で例年通りに開花しないこともあるので、どうしても満開のカタクリの花を見たい場合は事前に開花状況を確認しておくのもいいでしょう。