カラフルで鮮やかな印象を持ち、人気の高いチューリップ。
家にあると春がやって来たようで嬉しくなります。
ガーデニングに慣れている方なら育てるのは特に問題はないかと思います。
では、翌年も育てるには植えていれば良いのか?
どうすれば育ってくれるのか調べてみました。
「チューリップの翌年の育て方」
チューリップの球根は、植えたその年の一年はよく咲きますが、二年目には分球して植えたときの半分以下の大きさになります。
花を咲かせると一気に球根が消耗する性質があるのでこのような状態になります。
そのため、花が咲かなくなる可能性が高くなるので基本的には毎年球根を購入するのが一般的です。
小球性の原種を除き、全てのチューリップの球根が同じ。
しかし、絶対に無理なわけではありません。
翌年も咲かせるためにはどうすれば良いのか?
まずは下準備から始めます。
花が咲いたことを楽しんだあと、花が枯れ始める前に花を摘み取ります。
この時期は6月頃が良いでしょう。
球根に栄養が行き渡るように、花の下で茎を折り葉は全て残します。
この状態のままで1週間に1回の水やりをし、その際に液体肥料を与えます。
これにより、球根を太らせます。
そして、球根を堀り上げます。
花を摘み終わったあと、葉が黄色くなり枯れ始めたら堀り上げのときです。
球根のすぐ上で茎を切り、一つ一つに分けます。
掘り出した球根があまりにも小さいものは、翌年難しいため処分しましょう。
土を落として水洗いをし、ネットなどに入れ乾燥させるため風通しの良い日陰に吊るします。
このまま植え付ける秋を迎えるまで保管します。
植え付けの10月中旬~11月上旬まで、約4ヵ月~5ヵ月あります。
この保管期間に球根に傷がついたりしてしまうと、芽が出なくなったりする可能性が高くなるので気を付けましょう。
秋を迎え植え付けます。
まず球根を消毒液に10~15分程度つけおきします。
終わったら早速植え付けです。
一年目に使用した土は処分し、新しいものを使います。
地植えの場合は場所を変えます。
植え付け後は土が乾燥しないように、しっかりと水を与えましょう。
気温が高いと生育に影響が出ますので、日陰で育ててください。
こうしてまた二年目咲かせることが出来るでしょう。
地植えの場合は植えたそのままで咲くこともありますが、色や大きさの変化はあります。
まとめ
花によって育て方や合った環境など色々変わってきます。
それぞれの知識をもっていれば、より長く楽しむことが出来ます。
二年目も綺麗に咲いてくれると、愛着もより一層湧くことでしょう。