盆栽とは、鉢に植え付けた木や草を綺麗な姿に仕上げて楽しむという栽培の方法です。松などの盆栽をイメージすることが多いですが、桜などの花木や紅葉などの葉物などを植え付けても問題ありません。なので、ツツジ・さつき・さくらんぼの木・楓などは盆栽に向いている植物です。盆栽は、敷居が高くなかなか手軽にできない作業というイメージがあります。しかし、最近では、日本国内だけでなく海外でも盆栽に対する人気は高く、さまざまな層に人気があります。盆栽の中でも大きさによって種類が分かれます。木の高さが20cm以下のものを小品盆栽といいます。10cm以下のものをミニ盆栽といいます。ミニ盆栽はサイズも小さいので場所を取らずに狭いスペースで栽培し楽しむことができるので人気があります。また、初心者でも簡単に栽培することができます。盆栽でツツジの花を楽しむためにはどのようにして作るのが良いのでしょうか。

ツツジ 盆栽 作り方

ツツジの盆栽の作り方と準備するもの。

まず、盆栽用の鉢、剪定バサミ、ピンセット、針底ネット、針金、盆栽用の土、手のひらサイズのツツジを準備します。準備をしたら、針底ネットを鉢の底穴に敷きます。針金を、針底ネットの穴から鉢」の両サイドに通します。苗木の根に付いた土を水洗いし、鉢に入る大きさに切ります。針金で苗を固定しながら、鉢に植えます。鉢に植えたら株の周りに土を入れていきます。土が根の間に均等に入るように棒などで整えます。最後に充分に水を与えてできあがりです。

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ツツジの盆栽の用土とは!?

用土の役割は、根を張り巡らせることにあります。また植物を支える土台の役割も担います。土の中の栄養分は、植物の生成長には欠かせないものです。盆栽用土を自然の土から再現するのは非常に難しいことです。しかし、盆栽用の土には、もともと栄養分はそこまで必要なく、後で肥料を追加することで充分間に合います。盆栽の用土の重要なことは、成長するために最適な環境を整えることです。盆栽用土には、3つの条件があります。通気性・排水性・保水性が必要になってきます。園芸用土にはよくピートモスや腐葉土」が使用されます。しかし、水のもちが良いため排水性に欠けるため盆栽の土には向いていません。そのため、ケト土と赤球土の小粒を混ぜたものや、盆栽用に配合された市販の土を使用します。赤球土はツツジと相性が良い土です。

【まとめ】

盆栽は、難しそうに見えますがポイントをつかむことで、小さい世界の中に美しさを楽しむことができます。ツツジは長寿の木ともいわれています。また、人々が立ち止まって見てしまうほど美しいという意味もあります。そんなツツジを盆栽で楽しむのもまた魅力的な楽しみ方です。