ポインセチアは冬の人気植物ですね。
しっかりと手入れをして育ててあげると、何年も楽しむことができるんですよ。
でも、種から育てることは難しく、一般的には苗を栽培します。
そこで必要になるのが挿し木ですが、挿し木には失敗がつきものです。
今回はポインセチアを挿し木するためのポイントをまとめました。
参考にしながら作業をしてみてください!
ポインセチアを挿し木するのに良い時期は?
ポインセチアは挿し木で増やします。
開花後は必ず切り戻し剪定をする必要があるポインセチアは、切り戻し剪定のついでに挿し木をすることで手間が省けます。
切り戻し剪定をするのは、生育期に入る4~5月が一番良い時期ですね。
この時に切り落とした枝を挿し木にします。
切り戻し剪定後に、少し成長した新芽のついた枝を挿し木にするならば、5~7月です。
この時期を逃してしまうと、親株の葉が落ちてしまうか子株が上手く育たない等の問題がでてくるため、注意してください。
ポインセチアの挿し木の方法と気を付けたいポイント!
手順を簡単にまとめると次のようになります。
- 枝を5節程に斜めに切り、枝の上の葉は2~4枚を残して落とします。
- 切り口から出る白い汁は拭き取り、切り口は1時間ほど水に浸けておきます。
- 植えるための用土として、小粒の赤玉土か酸度調節済みのピートモスを鉢かプランターに入れ散水しておきましょう。
- 土に指か割り箸等で穴を空けます。
- 水を吸わせた枝の切り口に、発根剤をつけて挿し込み、まわりを軽くおさえて安定させます。
- 挿し木をした鉢は、明るめの日陰で風通しのよい室内で管理します。
- 根が出るまでは、こまめに葉水を与えて管理します。
- 根と新芽が出たら、4~5号の鉢に植え替えてあげましょう。
ここで気を付けたいポイントですが、白い汁は傷口を塞ごうとして出ているので、そのままにしていると茎の管を塞いでしまい発根できなくなります。
きちんと根が出るように、白い汁が出なくなるまでしっかり水につけてくださいね。
それから、この白い汁は手につくとかぶれるので、手袋をして作業をしましょう。
挿し木後の8月頃、切り戻しで脇芽を増やすと失敗しにくくなります。
挿し木の枝を作る際に、株の天頂部分(つまり枝先の天芽)の方が発根しやすいですよ。
まとめ
いかがでしたか?
挿し木は手間がかかり作業も多いので、なんとなく踏み切れない人も多いかと思います。
でも、ポイントを押さえながら行うことで成功率も上がります!!
慣れれば沢山増やせるようになりますので、自分だけのポインセチアを育ててみてくださいね。