カポックは、伸びる勢いが強く、すぐに見た目のバランスが悪くなってしまいます。
伸びてきた枝や増えてきた葉っぱをそのままにしておくと、幹に対して枝と葉っぱの重みが上回ってしなってきたり、それらに大事な養分がとられてしまって、幹の元気がなくなってしまったり、根っこの状態が悪くなったりと、カポックにとって大きなストレスとなって、最悪枯れてしまったりします。
そうなる前に、ぜひ剪定という、余分なものをカットする過程を取り入れましょう。
カットしてあげる事で、カポックの元気を取り戻すことができますよ。
カポックの剪定の仕方で大事なことは?
まず、カポックはいつ剪定するべきか、目安はどのぐらいかです。
成長が早いので、葉っぱの茂みが大きくなってきたり、重たそうに見えたらカットした方がよいです。
大体、左右に広がるように成長するので、ちょっとずつ邪魔になってきてしまうと思います。
日陰で管理している場合は、日光不足で間延びしてしまっている場合も、剪定をする必要があります。
時期は、基本的にはいつしても問題ないのですが、5~7月の生長期がお勧めです。
用意するものは、「剪定はさみ」です。もしも手元になければ普通のハサミでもいいのですが、オススメできません。
初心者のかたは、まず剪定はさみを買っておくといいでしょう。後々も使うものですからね。
カポックの剪定する場所はどのあたり?
では実際に切ろうと思った時、どのあたりを切るといいのでしょうか?
全体のバランスを確認したら、完成形をイメージしてから作業に取り掛かります。
いきなり切り始めると、切りすぎたり、逆に切る量が足りなかったりします。
葉の茂っている場所・新芽を出したい所の周辺はとくに切り込みましょう。
切る場所は、生え際から10~20㎝ほど離れた部分ですが、そんなに大きなものでなければ、おおよそ三分の一あたりを切るようにするといいでしょう。
なるべくコンパクトに切り進めましょう。見た目重視と余計に残しても、またすぐに剪定が必要になりますし、何度も何度も頻繁に剪定するのも、カポックにダメージを与えかねません。
カットする時は、なるべく斜めに切るようにしましょう。
斜めに切ることで、土や水へあたる面積が広くできるので、養分などの吸収が安定します。
剪定ハサミもなるべく清潔なものを使用して、細菌の侵入をさせないようにします。
剪定をした後は、繊細な状態になっていますので、管理は慎重に行います。
日当たり良好な場所で、環境に慣らしてあげます。
半年もすれば、葉も新芽も出てくるでしょう。それまで気を張って管理しましょう。
剪定する際のカポックの理想の形は?
剪定する時、特に決まった形にする必要はないのですが、葉っぱの形や生え方・伸び方を考慮すると、なるべく、こんもりと小さく、丸めにカットするといいと思います。
デザイン性の高い樹形にすることはありません。
大前提として、カポックにとって負担とストレスの少ない樹形であることが一番です。
ですので、コンパクトで大きくなりすぎない程度なら、どんな形でも問題ありません。
【まとめ】
カポックの剪定で、とくに気を付けなければいけない、というのは以上です。
あまり大変そうではないですよね。初心者に向いている観葉植物であるという証拠ですね。
難しく考えずに、とりあえず切ってみてもいいかもしれません。
自分の思うままに素敵なカポックにカットしてあげてみてくださいね。