百日草はキク科ヒャクニチソウ属の一年草で、メキシコ高原が原産とされています。メキシコにおいては16世紀以前から栽培されてきたそうで、それが日本には江戸時代に入ってきたといわれます。日本に最初に入ってきた百日草はもたらされたのは一重咲きの種類で、メキシコにある帽子(ソンブレロ)の形に似ていたといわれるそうです。その後、アメリカから輸入された園芸品種の八重咲や大輪の花を持つ種類などに人気が出始めたといわれています。種類によって様々な特徴があり、そのバリエーションの豊富さが人気の要因の一つなのかもしれません。そんな百日草の花の種類や特徴についてご紹介します。

百日草 花 特徴

百日草の花の特徴は!?

ジニアには様々な品種や系統があり、草丈や花の大きさも種類によって多様であるといわれます。色合いのバリエーションも豊富で、鮮やかなものからシックな色味のものまで色々あり、緑色や絞り咲きのような珍しいタイプの品種もあるそうです。単色だけではなく複色タイプも含め用途に応じて選べるのが魅力のひとつでしょう。咲き方には特徴によって以下のような呼び方があります。

■ダリア咲き・・・やや幅広のヘラ状の花びらは何枚も重なり整った形。最もオーソドック

スな系統とも言われる咲き方

■カクタス咲き・・・より合わせたような細長い花びらが沢山ついている咲き方

■ポンポン咲き・・・小さな花弁が沢山重なり半球状に盛り上がっている咲き方

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花の大きさでの分け方としては、径12㎝以上の巨大輪種,10㎝前後の大輪種,7㎝前後の中輪種,5㎝以下の小輪種などがあります。

代表的な品種には、日本でも古くから知られている『エレガンス』や、比較的新しい品種で小さめの花と細葉が特徴の『リネアリス』、蛇の目模様の花を咲かせ丈夫で病害虫も少ない『メキシコヒャクニチソウ』、そして『プロフュージョン』は株がコンパクトでうどんこ病耐性や分枝性がアップした代表的な園芸品種といわれます。日本にもともと多い品種のエレガンスはうどんこ病に弱いため、その点を改善しつつ個性的な品種が開発されてきているようです。

まとめ

色合いや咲き方、大きさまで様々な種類がある百日草。ガーデニングなどで同じ百日草だけで寄せ植えをしても華やかになりそうですね。その特徴や個性により、様々なシーンで活躍してくれそうですし、今後ますます人気が出そうな花のひとつかもしれませんね。