挿し芽や株分けで増やす事が主流ですが、ガザ二アは種でも増やす事ができます。
病害虫対策に花がらは早々に撤去される事が多いですが、そのままにしておくと種を作ります。
今回はガザ二アの種についてご紹介します。
ガザ二アの種を採取する時期
・ガザ二アの種
ガザ二アの種は咲き終わった花がらにできます。
開花時期が4月~7月、9月~10月ごろなので8月や11月、12月ごろに採取ができます。
花がカラカラに枯れて茶色に変色したころ採取します。
タンポポのような綿毛(種さや)がついていますが取り除きましょう。
小さいのでピンセットを使うとうまくいきます。
細長いゴマ粒のような姿をした小さな種がガザ二アの種です。
種もガザ二アと同様湿気に弱いので密閉容器に入れて冷暗所に保存しましょう。
種をつくる場合には種に栄養を取られてしまいます。
肥料と日光をしっかり与えましょう。
花がらは放っておくと害虫が付きやすくなります。
種を採取する際はこまめに病害虫対策を行っておきましょう。
病気や害虫を見つけたら種を作るのを諦め、花がらを除去しましょう。
・一代交配種では育つ種ができない事が多いです。
一代交配種とは2種類の品種の良いところを組み合わせて作られた品種のことです。
種ができても発芽しなかったり、違う性質のものができてしまったりします。
一代交配種を増やしたい場合は挿し芽や株分けを行いましょう。
ガザ二アの種を採取する方法とその後
・ガザ二アの種は子房部分にできます。
色は黒色で、薄い場合は発芽能力がないので完熟をさせましょう。
・採取後
採取した種は4月中旬~5月中旬、もしくは10月~11月上旬に植え付けをします。
霜に当たると種がダメになってしまうので春にまくのをお勧めします。
小さいのでピンセットを使って植え付けを行うと良いでしょう。
種に日光が当たってしまうと芽が出にくくなるので、土はしっかりとかぶせ発芽するまでは日陰で管理をしましょう。
【まとめ】
・ガザ二アの種は咲き終わった花がらにできます。
・綿毛のようなものを取り除き、中にあるゴマ粒のような種を取り出しましょう。
・湿気の無い冷暗所に保存しましょう。
・一代交配種は種ができないので挿し芽や株分けで増やしましょう。
強い品種だとこぼれ種で育つこともありますが、最近流通しているものはほとんどが一代交配種なので自家採取はあまり主流ではないようです。
種を作るには受粉が必要です。花粉は暑に弱い上に雨だと流れてしまいます。
採取は夏よりも晩秋に行う方が良いでしょう。