カタクリというお花は、淡い紅紫色をしており茎の先には1つずつ下向きに花がなっています。花は全部で6枚あり下から上に向かって反り返っているのです。ですが反り返っているのが見られるのは、日差しがある日中で、日が下りて夕方になれば閉じてしまいます。花の付け根の部分にはWの形をしている紫色の斑が濃く入っているのです。めしべは1本でおしべは6本あります。根本から生えている葉っぱは2枚だけで、特に形は卵型のような楕円形です。葉っぱは分厚くて柔らかいのが特徴です。カタクリは、春になったらどの花よりも早めに花が咲き、他の花や草が緑になる頃になればカタクリは早々と地上から姿が見えなくなってしまう植物なのです。ヨーロッパではこの花のことを、短命植物や春のはかない命などと呼んでいます。そんなカタクリのお花の種類はどれほどあるのでしょうか?
【カタクリの花の色は?】
ピンク色のカタクリは花が下向きに咲いて、日が日中に当たっているときだけ開いています。雨の日や曇っている日は開花しないと思いきや、雨が降っていたり雲があっても温度が高いと開花するので、難しいです。そしてカタクリは白い花というのはもともと現れにくい遺伝性質をもっています。例えば紫の花と白い花を交配した場合は、紫の花になるのです。カタクリの花は、咲き始めは紫色だったとしてもその後にだんだんと花の色が抜けてきてしまい白っぽく見えることはあります。
カタクリの白い花自体は濃くないには存在しないといわれておりますが、カタクリの花が成長した後に色抜けした状態になりそこに日差しが当たったら白色に近い状態のカタクリを見る可能性はあるのだと思います。ですがその状態のカタクリでは、白色のカタクリとは呼びません。
【まとめ】
白色のカタクリはとても貴重なもので珍しいとなればぜひ探してみたくなりますね。夕方は花が閉じてしまっているので、日中のお天気が良い時にカタクリの花を探してみたり観察するのが良いでしょう。