春の訪れを一足早く告げるカタクリの花は、その愛らしい姿から春の妖精として登山家の人々などに親しまれています。そんなカタクリの花は通常淡い紫色をしているのですが、ごくまれに真っ白な花を咲かせるカタクリが存在します。そして白いカタクリには、通常の花とは異なる花言葉が名付けられています。
それはいったいどのようなものなのでしょうか? これから白カタクリの花言葉の意味と由来を解説していきたいと思います。
白いカタクリの花言葉って?
通常のカタクリの花の花言葉は「初恋」「寂しさに耐える」というものが主です。そして白カタクリの場合は調べたところ主に3つの花言葉が挙げられているようです。以下で解説をしていきたいと思います。
ひとつめの花言葉は「気紛れ」です。
気まぐれとは、気が変わりやすかったり、またその気持ちの変化の予想がつきにくい事を指します。
白カタクリが自然界で花を咲かせることは非常に珍しく、数万本に一本といわれるほどです。
そして白カタクリは元々の品種ではなく、通常のカタクリの花の色素が形成されないことによる白化なのでどの球根が白い花を咲かせるかという確実性がありません。そのため、いつどこに花を出すか分からないという意味で気まぐれと名付けられたようです。
「私は特別」
数万本に一本しか咲くことがないとまで言われる白カタクリはその希少性からか「幸せの目印」と言われることもあるそうです。四葉のクローバーのように見つけた人に幸運を運ぶという話や通常の薄紫色のカタクリの中で一本だけ真っ白に咲く姿から「私は特別」という花言葉がつけられました。
「本当の姿を見て」
先程もご紹介したように白いカタクリは通常のカタクリの花の色素が形成されないため、雪のような白になります。色素が形成されない状態は、いわば「まっさら」な状態と言ってもいいでしょう。カタクリ自身が色をつける前の姿であることからこの花言葉が付けられたと思われます。
【まとめ】
とても珍しい白いカタクリの花にはその希少性にちなんだ花言葉が付けられていることがわかりました。自生しているカタクリの中から白カタクリを探すのはとても難しいかもしれませんが、見つけた人には幸運が訪れるかもしれませんね。