バラのパートナープランツとして親しまれるクレマチスですが
世界にたくさんの野生種、原種がありこれらにより
多くの品種のクレマチスが存在します。
その中には、1季咲きのものから四季咲きのものまであります。
今回は、四季咲きグループに属する篭口をご紹介いたします。
クレマチス 篭口の育て方
四季咲きのグループに属する篭口の開花時期は5月~10月頃と言われています。
篭口は、農政紫色でベルのように下や横を向いて花を咲かせます。
栽培方法は、根が下に伸びます。使用する鉢は深鉢(5号以上 直径15㎝以上)を使用しましょう。
鉢植えの場合には、「支柱やトレリス」を立ててツルを誘引してあげましょう。
篭口は1年苗なので、支柱の高さは約50~60㎝のものを用意しましょう。
支柱を立てる場合、支柱で重みがかかるので鉢も重量と安定感のある鉢を選んでください。
支柱を使用しなくても、フェンスがある場合はフェンスを活用して誘引してもいいと思います。
鉢植えでの用土は、栄養分が多くふかふかの土が適しています。
赤玉土40%+ピートモス40%+バーミキュライト20%を基本とし、肥料は酸やカリ分が多めの緩効性肥料を5号鉢で15gほどを準備します。
用土と肥料を半分ずつ混ぜたものを鉢に入れ、その上に用土のみをかぶせます。
苗をポットの土を崩さないように鉢に移し、残りの土を根元から2節くらい深植えします。
庭植えの場合、植える場所は日当たりが良く土が深いところまで軟らかく
保水力がある場所が良いでしょう。
直径と深さ40㎝以上の穴を掘り、穴底に腐葉土やピートモスを混ぜた土か
クレマチス専用の土を半分ほど入れます。
苗のポットから土を崩さないように取り出し、穴に入れ地上部2節まで埋めるように土をかぶせます。
鉢で育てる場合、水やりは表面が乾いたらたっぷりとあげましょう。
庭植えの場合は、春から夏の間は最低でも週に1度は水やりをするようにしましょう。
クレマチス 篭口の剪定方法
篭口の剪定方法は、強剪定と良い太い枝を短く切りつめたり多くの枝や芽を切り落とすような剪定方法を行います。
強剪定は、切り口が大きくなるため木へのストレスが大きく、回復力が弱いと枝が枯れてしまうリスクも伴います。
篭口の剪定方法
花後の剪定は、地際から1から3節残して剪定します。
冬の剪定では、地際で剪定を行います。
クレマチス 篭口 うどんこ病
篭口はクレマチスの中のでも、「うどん粉病」に弱い品種と言われています。
そのため、篭口を育てる場合には「うどん粉病」の対策方法などを
知っておいた方がいいでしょう。
「うどん粉病」は比較的乾燥する時期に多くみられる病気です。
病気にならないように、殺菌剤などを敵的に散布する方法もあります。
「うどん粉病」は雑草などから感染する事が多く、また感染すると
他の植物にも感染する可能性の高い病気です。
病気にかかってしまった場合、治療薬が1番有効と言われているので
「うどん粉病」にかかってしまった場合には、治療薬を購入し
薬剤の使用方法に従い治療するのが効果が高いでしょう。
【まとめ】
クレマチスにも、様々な品種がありそれぞれ綺麗な花を咲かせてくれます。
品種によって育て方や剪定の仕方など多少の違いがあるため
品種にあった育て方をしてあげましょう。
上手に育てることで、より一層綺麗な花を咲かせ見せてくれる事でしょう。