ヒヤシンスは、ユリ科で球根の花です。香りもよく、花の形もボリュームがあり華やかな花になっています。茎が柔らかく、よく水を吸い上げます。水栽培で栽培されたり、地植えや鉢植えでも栽培されたり切り花としても適しています。ですから、屋内・屋外やいろいろな場所で楽しまれている花です。しかし、ヒヤシンスの花が咲かないことがあります。それは、一体どのようなことが原因になって花が咲かないのでしょうか。
ヒヤシンスの花が咲かないのなぜ!?
ヒヤシンスの花が咲かない原因の1つとして、水栽培の場合も地植え・鉢植えの場合も植え付け時期が重要になってきます。ヒヤシンスは、寒さに当たらないと花が咲かない特性があるので、9月頃に植え付けを行います。このとき、良い球根を選ぶことも重要です。球根のお尻に傷などがなく、球根自体がずっしりとしたものを選びます。ヒヤシンスは寒さに1度当てる必要があるため、花が咲くまでは、地植えの場合は屋外の寒さに当てます。水栽培の場合は暖かい部屋に置かず、寒くて暗い場所で栽培する必要があります。芽が出てきたら、日当たりの良い場所に移動させます。ヒヤシンスの花の成長を助けるのは日当たりの良い場所が適しています。ですから、花を咲かせるには、寒さと日当たりのバランスが重要になってきます。室内で育てるときも12月ころまで外の寒さに当てることたくさんの花が咲くようになります。これらのほかに、冬の間の水の管理も大切です。9月から4月までがヒヤシンスの生育期になるので、この時期は充分に水を与えます。水栽培の場合も、1週間に1度は水の交換をします。このとき、根を傷つけないようにします。根を傷つけると生育に影響が出ます。また、根の部分が干上がらないように注意することも必要です。
また、栄養不足にならないためにも、肥料が必要です。発芽して花が咲くまでの間は液体肥料を使用します。10日に1度の間隔で液体肥料を追肥として与えます。肥料だけでなく、用土選びも大切です。ヒヤシンスは、水はけの良い土を好み、酸性の土を苦手とします。これらの条件に合った土作りをします。また、市販の花用の土もあるのでそれらを使用することも1つの方法です。
【まとめ】
ヒヤシンスの花が咲かない原因はさまざまあることがわかります。ヒヤシンスの特徴や性質を知ることで、花が咲かないことへの対処ができます。初心者向けの花なので、対処法を知ることでヒヤシンスの栽培が楽しくなります。