ラベンダーの好む土の作り方は、他の植物とは違い、弱アルカリ性の土壌を好むために、弱アルカリ性の土から作っていくことが大事です。なぜなら、ラベンダーの原産地である地中海沿岸の土壌が、風化した石灰岩に含まれる炭酸カルシウムが溶け出した弱アルカリ性に近い土壌であるからです。実際、他の植物が好む弱酸性の土壌ではラベンダーが成育不良になってしまいます。そんなラベンダーのためには、土を作るところから始まります。
そこで、庭植えに向く土づくりを解説します。
【ラベンダーに向く土の作り方】
まずは、植え付ける場所に深さ30センチほど土を入れて耕していきます。そして腐葉土と赤玉土を入れてよく混ぜます。そして有機質の肥料も加えてよく混ぜます。
さらに、少量の苦土石灰を入れてよく混ぜていきます。
苦土石灰や有機質の肥料を入れたら、肥料がなじむまで1週間待ってからラベンターの種まきや植え付けを行います。
もし、庭ではなくて鉢やプランダーの場合の土を作るときには、ハーブ用の土が市販されているので、これを使うと簡単にラベンダーの土ができます。
鉢底の穴を鉢底網を敷き、鉢底石を下に少し入れます。
【ラベンダー用の土の配合は】
ラベンダー用の土の配合は、ハーブ用の培養土もしくは市販の草花培養土にパーライトを1割混ぜたもの、又は赤玉土、腐葉土を6:4の割合で混ぜたものに、元肥としてゆっくりと効果のあらわれるタイプの有機肥料を小さじ1杯くらいと、苦土石灰を用土1リットルに対して3グラム程度混ぜたものをラベンダー用の土の配合として作ります。
これが、ラベンダー用の土の配合となります。
もしも、急いで土を作らなければならない場合には、有機石灰であれば、直後に植物を植えることも可能です。
なるべくなら、ラベンダー用の土を作るときにはよくかき混ぜて1週間ほどは待ちたいものです。
【まとめ】
こうして、ラベンダー用の土を作る時には、弱アルカリ性の土壌を作るところから始めていきます。
ラベンダーは基本的に水はけがよく、アルカリ性の土壌を好む傾向があるために、酸性土壌では育ちにくいものです。
他の植物とは一緒には育たないものです。
これを考えると、土作りからラベンターを育てるものと考えてください。庭に植えるものはもちろんのこと、プランダーに植えるラベンダーも同じように考えて土を作っていきましょう。
初心者の方は、ハーブ用の土がありますので、最初はこの土を使いながらラベンダーを育てていきましょう。
そうすると、土の作り方に悩むことなく上手に育てることができます。
ハーブ用の土がない時には、アルカリ性の土壌を作っていくようにしましょう。そして水はけをよくしておくことが成功のコツです。
水はけの悪い場所には軽石などを混ぜておくのも良い方法です。いろいろと試していくことをお勧めします。