チューリップといえばオランダ、オランダといえばチューリップとは、みなさんなんとなく聞いたことがあると思います。では、何故オランダといえばチューリップなのでしょうか。この記事では、オランダとチューリップの関係についてご紹介いたします。
【チューリップといえばオランダなのはなぜ？】
まず、チューリップはオランダの国花です。
古くから国民に愛されているチューリップですが、もともとの原産地はトルコと言われており、１６世紀にトルコの皇帝がオランダの外交官にチューリップを贈ったことから、オランダでも各地で栽培が始まりました。瞬く間にその人気は広がり、オランダの国花として親しまれるようになったと言われているのです。
実は、オランダのチューリップには黒い歴史があるのです。オランダではあまりにもチューリップが人気になってしまったがために、チューリップの価格が高騰するという「チューリップ・バブル」という現象が起きました。
なかでも、珍しい模様の花を咲かせるチューリップは、愛好家たちに高値で取引されることも多くありました。チューリップはその性質上、短い期間で増やすことが難しいので、一度高嶺がついた球根が現れても、同じ種類の球根を増やすのに時間がかかるため、存在する球根の値段はどんどんつり上がっていくのです。さらに、球根が高く売れると目をつけた投資家が球根を買い込み、売却することによって利益を得ようとしました。
こうしてオランダではチューリップの値段がどんどん高騰していき、球根ひとつで大豪邸を建てた人もいたというほどです。
それほどまでにチューリップは美しく人々を魅了し、そして珍しかったことが分かりますね。当時はお金よりも価値のあるお花だったに違いありません。
今でこそそのような高騰は起こっていませんが、今でもオランダでは、チューリップが広く愛されています。
まとめ
いかがでしたか？今回はオランダとチューリップの関係についてご紹介いたしました。オランダでは昔から、チューリップの美しさが広く国民に愛されていたことが分かりました。一時期高値で取引されていたとは驚きですね。
