桔梗とトルコキキョウは共に春から夏に開花時期する花ですが、実は名前は似ていてもまったく違う花です。

名前は似ているに不思議ですよね。

今回は桔梗とトルコキキョウの違いについてお話していきたいと思います。

 

 桔梗とトルコキキョウの違いはココです!!

桔梗 トルコキキョウ 違い

桔梗とトルコキキョウのそれぞれの特徴をあげていきます。

桔梗(キキョウ)はキキョウ科・キキョウ属に属する多年草の植物です。

学名のプラティコドンは「広い鐘」英名は「バルーンフラワー」、共に花の様子から由来しています。

万葉集や平安時代の書物によく登場して、秋の七草の一つとしても知られます。

 

明智光秀や土岐光衡等の武家の家紋に桔梗の御紋が使われていますし、昔から日本人に愛され親しまれた植物ということですね。

東アジアに多く分布する多年草で、太い根は漢方薬、若芽は食用で和え物や炒めもの、花は天ぷらにできるのですよ。

日当たりの良い草原に多く、日本国内ではそのような場所が減ってきたため、野生種は絶滅危惧種に指定されています。

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トルコキキョウはその和名からよく桔梗と間違われることがありますが、北アメリカ南西部・南アメリカ北部・メキシコの平原や河口付近に2~3種が広く分布している、リンドウ科ユーストマ属の一年草です。

皆さんはトルコキキョウと聞いて、「トルコ原産なのかなぁ」と思いませんでしたか?

この名前の由来は、トルコキキョウのつぼみの形がトルコ人のターバンに似ていて、花の形と色が桔梗に似ていることからきているようです。

 

それからトルコキキョウの花は、フリルのある美しい花びらが特徴的でウェディングブーケなどのブライダルフラワーとしても人気があります。

華やかだけど優しく爽やかな雰囲気ですよね。

花言葉も色によって違うのだとか。

 

品種や花の色に関係なくトルコキキョウそのものの花言葉は「永遠の愛」「すがすがしい美しさ」、白のトルコキキョウは「変わらぬ美」「思いやり」、ピンクのトルコキキョウは「優美」、紫のトルコキキョウは「希望」と違うようです。

メッセージを込めたいギフトフラワーとしても重宝しますね。

 

まとめ

特徴だけをまとめましたが、桔梗とトルコキキョウの違いは以下のようになります。

・「キキョウ科」に属する桔梗と「リンドウ科」に属するトルコキキョウ

・桔梗は「多年草植物」、トルコキキョウは「一年草植物」

どちらも花の形や色が同じように見えますが、こんな違いがあるのですね。

栽培する際は、この部分に気を付けてみてください。