突然切り花をプレゼントされたことはありませんか? わあ!素敵!と、すぐ花瓶に水を張りその中にポンと入れておしまい…という方も多いと思います。でもそのままでは、すぐに萎れてしまいます。
なぜすぐに傷んでしまうのでしょう。今回は切り花で人気のマーガレットの花を、長持ちさせる方法をご紹介しましょう。
知ってびっくり! マーガレットの切花もこんなに長持ち!
マーガレットの切花はどうしてすぐに、枯れてしまうのでしょう。原因はバクテリアです。花瓶の水を放置していると、バクテリアが繁殖し、茎の切り口をふさいで水を吸い上げることができなくなります。そして徐々に枯れていきます。
まずバクテリアの繁殖を防ぐためにも、花瓶の水は毎日新鮮なものに取り換えましょう。花瓶に挿した切花にヌメリが出てくることもありますね。ヌメリは綺麗に洗い流しましょう。また花瓶は風通しのよい、高温多湿にならない場所に置きます。冬でも暖房の強い部屋、エアコンの吹き出し口のそばは避けましょう。
またマーガレットの切花を長持ちさせる、ちょっとした裏わざがあります。いくつか紹介していきましょう。
・水切り
茎を水の中で、斜めに切ることで、切り口が広がり水を早く吸うようになります。
・水折り
水切りと同様、水の中でポキッと茎を折ります。水の吸い上げが良くなります。
・深水
バケツに新鮮な水をたっぷり入れ、新聞紙を巻いた切花を入れて、1日ほど置いておきます。
萎れかけたマーガレットの切り花も、復活して元気になります。
・逆さ水
深水と同じように、新聞紙で切花を巻きます。それを逆さにして、葉の裏に水をかけていくことで、葉の気孔からも水を吸わせることができます。
・茎を焼く
切花の上部を濡れた新聞紙でくるみ、茎の先端２～３㎝を焼き、すぐに水に戻します。バクテリアの繁殖を防ぎ、炭化させることで、吸水しやすくなります。
・湯揚げ
切花を水切りして、新聞紙でくるみ、茎の切り口だけを熱湯に１～２分つけます。その後冷水で冷やします。切り口を煮沸消毒することで、バクテリアの繁殖を防ぎます。
・薬品法
市販されている、切花延命剤（キープフラワー）を入れるとバクテリアの繁殖を防ぎ、栄養補強もしてくれます。水を替える必要もないそうです。忙しい方には一番便利かもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。マーガレットの切花もこんな裏ワザで長持ちするようになるのですね。ちゃんとお手入れすれば、春や秋は10日ほど楽しむことができるそうです。また切花を少しカットして短くし、吸水性スポンジに挿してアレンジしていくのも、面白いですね。一日でも長く可愛い花を楽しみたいものです。
