咲き終わる時期は育てている環境によって違いがありますが、どこで育てていてもチューリップの花が咲き終わるころは存在します。この時期になると、その後どうするかを考えると思います。また来年も花を咲かせたいのか、または栽培することをやめてしまうということもあります。来年も花を咲かせたいと考える場合には、今季のチューリップから無駄な部分をカットしたりして、来年のために栄養を蓄えさせる必要があります。来期のチューリップの開花に備えようとする場合には、どの時期にどこをどのように切ればいいのでしょうか。
チューリップを切る場合の時期はいつ頃にやればいいのか。
チューリップの花が終わりに近づいてきたら、切る場合はこの時期が良いと言われています。まだ咲いているかもしれませんが、植物が花を咲かせるのは種子をつくるためなので、その種子をつくるのに膨大なエネルギーが使われてしまいます。種子ではなく球根にエネルギーを使わせるために、なるべく早く花を切ってしまうのがいいでしょう。エネルギーは光合成で作られ、来年の花を咲かせるためにエネルギーを球根に蓄えさせましょう。
チューリップの切る場所はどのあたりか。
花が終わりそうな時期になったら、茎ごと切るのが良いでしょう。切る位置は、花より下の部分の茎であればどこでもいいと言われています。しかし茎を長いままにしておくと、だらしなくみっともない感じに見えてしまいますので、茎の下の方を切ることで、切った後も見栄えがマシに見えるようになります。上述の通り、切る目的は球根にエネルギーを送りやすくするためなので、時期が来たら迷わず切ることをお勧めします。チューリップの咲き終わりには、葉と茎だけの状態にしておきましょう。
【まとめ】
切るなら時期が早い方が球根にエネルギーを送られやすくなります。遅くなれば遅い分だけ球根に伝わるエネルギーが種子の方に持っていかれてしまいます。球根に伝わらないエネルギーは無駄なものとなってしまいます。来期のことを考えて育てている方は、花が若干残っている状態でも切ることを優先しましょう。もったいないとかかわいそうとか思うかもしれませんが、来期のためだと思って決断しましょう。