マーガレットは、自宅でも簡単に増やせることをご存知でしょうか。成長が進むと枝が木質化(木の枝のようになること)してきますが、その木質化した枝を切り戻した時にでる枝を挿し木にして、簡単に株を増やすことが出来るのです。
マーガレット 挿し木 やり方
用意するものは挿し木用の土です。栄養のない専用の土や、鹿沼土、赤玉土、バーミキュライトなどが良いでしょう。挿し木にする枝(挿し穂)は先端から10~12センチほどのところを斜めに切り落としておきます。緑の葉を少し残しておくのがポイントです。
切った挿し穂は1時間ほど水あげをしてください。その間に用意した土を清潔な容器に移し湿らせておきます。他の土がついた容器を使用すると雑菌が繁殖し挿し木がうまくいかない場合がありますので注意が必要です。
割りばしで挿し穂が入るよう穴を開け、穂を差し込みます。穂が倒れないように廻りにそっと土寄せをします。乾かさないようにして日陰で1週間~1か月で新しい根が出てきます。穂を軽く引っ張り、手ごたえが感じられたら無事に発根しています。
発根が確認できたら、次は成長させる為に栄養分のある土に植え替えましょう。ホームセンターなどで手に入りやすい培養土などと使うと簡単です。挿し木用の赤玉土などが余っていたら、腐葉土などを足して、水はけのよい土を作っても良いでしょう。株の高さを見ながら土をいれますが、この時に割りばしなどでつつき、根にまんべんなく土が絡むようにすると根の成長が安定します。
土を使う挿し木はちょっと大変、という方には水耕で増やしてみてはいかがでしょうか。
用意した挿し穂を少し多めの水に入れておくだけです。2日に1回の水替えを忘れずに行いましょう。透明の容器にすれば、発根の様子がわかりやすいですね。発根後は同じように栄養分のある土に植え替えてあげましょう。
マーガレット 挿し木 時期
では、挿し木をするのに適した時期はいつでしょうか。
ちょうど梅雨前や休眠期に入る前の切り戻しを行う5月、または9月が適しています。切り戻した枝を使うと無駄がありません。
まとめ
挿し木の方法を見てきましたが、簡単にできることをお分かりいただけたのではないでしょうか。使用する土や時期などのポイントを押さえれば、どなたでも簡単にチャレンジできます。是非、お気に入りの株を挿し木で増やしてみてください。