春からどんどんとかわいらしい花をつけ、人気の高いマーガレットですが、育て方にコツがあるのはご存知でしょうか。海に囲まれ雨が少なく、比較的温和な気候のカナリヤ諸島が原産のマーガレットは耐暑性、耐寒性が弱い植物です。

そのため、30度を超えるような日本の高温多湿や霜がおりるような低温ではうまく生育することが出来ず枯れてしまいます。しかしマーガレットの苦手な環境を避け、上手に室内を使うことで一年を通し生育させることも可能なのです。

 

マーガレットの室内での育て方    

マーガレット 室内 育て方

マーガレットの一年を通した生育状況と適した環境を見ていきましょう。春から初夏は成長期に当たり、株もどんどん大きくなり花がたくさん咲く時期です。この時期は室内の陽当りの良い場所へ置くようにします。寒さの和らぐ4月終わりころからは戸外でもいいかもしれませんが、夜間は霜が降りることがあるので、室内に入れるようにした方が安心です。

またこの時期は置き肥でじっくりと栄養をいきわたらせるようにします。水は土の表面が乾いたらたっぷりとあげましょう。また大きな鉢へ植え替えをする場合は、この成長期に行うと良いでしょう。

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梅雨時期は多湿になるため、風通しの良い場所であまり雨の当たらない場所へ置きます。夏は陽射しが強く、マーガレットの成長はいったん止まります。この時期は半日陰へ置くようにし、肥料は必要ありません。水やりも少し控え乾燥気味にします。

少し涼しくなる秋になるとまた生育が活発になるため、液肥で栄養を与え、陽当たりの良いところへ置くようにしましょう。また切り戻しをすることで、生育を促し、次の花芽を多くすることが出来ます。ただし、翌年の生育に影響が出るため、切り戻しは10月まで終えるようにした方が良さそうです。

真冬の時期は窓越しの日の当たる場所へ置きます。耐寒性が弱いので決して霜が当たらない場所へ置くようにします。この時期は休眠中になるため、切り戻しや植え替えなどは行わないようにします。

 

まとめ  

戸外では、一年を通しての生育、特に冬越しが難しいマーガレットですが、室内で適切に管理することで、毎年綺麗な花を咲かせてくれます。小さな苗だったマーガレットが年を重ねるごとに大きな株になり、綺麗な花を咲かせてくれるのは嬉しいものです。

また室内にあることで目にする機会も多くなり、より一層愛らしさを増しそうです。色とりどりのマーガレットを室内で上手に育て、毎日の暮らしに華やかさと癒しをプラスしてみませんか。