最初の年にはうまく咲いたアマリリスの花が翌年咲かなかった、という経験はありませんか?それは前の年の花後の管理がまずかったのかもしれません。
今回はアマリリスの花を切るタイミングや切り方について紹介します。
アマリリスの花を切るタイミングは?どこで切るの?
アマリリスの花は枯れるまでそのままにしておくと、葉が生長できずに翌年花が咲かない事がありますので、なるべく早く花を切ります。タイミングとしては、花びらの最外周が萎れてきた時でいいでしょう。花を切る事で、葉を育て、休眠期間は葉から栄養を作って球根に蓄えるのです。
切る場所は、花の根本からです。花を切る時には、葉を一緒に切らない様に注意して下さい。花がついていた茎はそのままにしておいてください。茎を切ってしまうと切った部分から樹液がでてきて、弱ってしまいます。
茎をそのままにしておくことで次に出てくる葉に栄養をいきわたらせることができ、次の年の花を咲かせる事ができます。
全ての花が咲き終わると、花茎も少しずつ枯れてきますので、そこで株元から茎も切り落とします。
花後は、葉が10枚以上ある状態で秋まで育てるのが理想的です。葉が切れていたり、傷んだりするだけで、次の年に花が咲かない原因になることがあります。
花が終わった後も水やりは必要です。ただし、アマリリスは乾燥気味の土を好むので、土が乾いた時に鉢の底から水が出てくるくらいたっぷりとあげて下さい。土が乾いていないのに水をあげてしまうと、根腐れを起こす原因になります。
また、水をあげる時には、球根にあたらないように注意して下さい。球根に水がかかると球根のしわの部分から腐ってしまうことがあります。
秋になって葉が黄色くなってきたら、休眠に入る準備ができてきているので、さらに乾燥気味に管理して下さい。軒下や霜の当たらない場所での冬越えや庭での越冬では水やりの必要はありません。
まとめ
アマリリスの花が枯れたあともそのままにしておくと、翌年花が咲かない事があります。しかし、ちょっとした工夫で、次の年もアマリリスの花を楽しむ事ができます。ぜひ、花後の注意点を守って毎年きれいなアマリリスを楽しんで下さい。