花の女王というと、真っ先にバラが思い浮かびます。
一輪で挿しても、他の花と組み合わせてアレンジしても、バラの存在感と華やかさに他の花は敵いません。
では、バラの切り花を日持ちさせるにはどのような方法やコツがあるのでしょうか。
またどのくらいの温度にすれば、より日持ちさせることができるのでしょうか。
目次
バラの切り花を日持ちさせるにはどうしたらよい?
バラを生ける花瓶の中に雑菌が多いと、バラの茎が詰まって水が揚がりにくくなります。バラが枯れてしまう原因にもなるので、花瓶はあらかじめ食器用洗剤で綺麗に洗っておきましょう。
花瓶に生ける時、水に浸かる部分の葉はハサミで丁寧に取り除きます。トゲがある時は、トゲも一緒に切り落としてしまいましょう。
水揚げしたら、花瓶に移します。水の量は下から5~10セントほどでよいです。茎が多く水に浸かっていると、茎が痛みやすくなります。
また水は毎日替えるようにしましょう。その際には、茎先を1~2センチ切るのがオススメです。延命剤を使用する場合は水を毎日取り替える必要はなく、4~5日ごとで構いません。
バラの切り花を水揚げはどうやればいいの?
花瓶に生ける前に、水揚げをしましょう。水揚げは水切りともいいます。
清潔なバケツを用意し、綺麗な水を多めに入れると、水圧でバラが水揚げしやすくなります。
バラの茎を水の中に入れ、そのまま根元から3センチくらい上を斜めにカットします。水の中で切るとバラの吸水が高まります。茎が痛んでいる時は、3センチよりも上の部分で切ってください。
そのまま2時間ほど漬け置きをして、水が揚がるのを待ちましょう。
バラの切り花に漂白剤を入れてもいいの?
延命剤がない場合には、家庭用の漂白剤を2~3滴入れると延命剤の代用になります。漂白剤には殺菌作用があります。
バラの切り花を日持ちさせるのはどのくらいの温度が最適なの?
バラの適温は15~25度です。しかし夏の暑い時期は弱りやすいですし、水も腐りやすくなります。水を小まめに取り替え、涼しい場所に置いてください。
【まとめ】
延命剤がない場合には、漂白剤のほかに砂糖を入れても構いません。
砂糖はバラの栄養源となるので、ひとつまみほど水に溶かすと、バラが元気になる手助けをしてくれます。