青いバラと呼ばれるものは昔からありました。
その中でも1964年ドイツで生まれたブルームーンは、青みがかった藤色が非常に美しく、大輪で香りの良いバラで、現在でも人気の品種です。
そんなブルームーンですが、その花言葉と香りについてご紹介します。
ブルームーンのバラの花言葉は?
バラは古くから愛と美を司る女神・アフロディーテ(ヴィーナス)を象徴し、捧げられた花です。
バラの花言葉もその由来のように「愛」と「美」になります。しかし色によって花言葉は異なります。
赤いバラの花言葉は「愛情」「情熱」、白いバラの花言葉は「純潔」「尊敬」です。さらにブルームーンになると、青いバラというだけではなく単独で花言葉を持っています。
昔、青いバラは遺伝子的にも難しく、作るのは不可能といわれていました。そのため、当初は「不可能」「夢は叶わない」「決してあり得ないこと」という寂しい花言葉でした。
しかし技術が開発され、2004年ごろから青いバラが作られるようになりました。そのため、時代と共に花言葉まで劇的に変化しました。
作ることができないはずだった青いバラが作られるようになり、「神の祝福」「夢叶う」「奇跡」「神秘的」「不可能なことを成し遂げる」という花言葉になったのです。
ブルームーン(青い月)の名前通り、数年に一度しか現れない青い満月Blue Moonにちなんで「極めて稀なこと」「決してあり得ないこと」の意味も込められています。
また滅多に出会えない貴重なもののたとえから「幸せの瞬間」という意味もあります。
ブルームーンのバラのどんな香りがするの?
ブルームーンはラベンダー色の大輪のバラで、花持ちが非常に良いです。
花びらの数は多くはありませんが、咲き進むとゆったりとした見事なカップ咲きになる美しいバラです。
春以降も晩秋までつぼみを付けますが、花びらが非常に薄く傷みやすいので雨には注意が必要です。
紫色のバラはブルー香といわれるレモンのようなフルーティーな香りを放ちます。中でもブルームーンは強い香りを放ち、柑橘系を思わせる爽やかな香りをしています。
【まとめ】
ブルームーンは切り花でも流通しています。1輪でも部屋に飾っておくと明るい紫色で周囲が華やぎますし、良い香りを放ちます。